馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を(2)

omura 2017/09/20

馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を(1)からの続き

 

ここでけい養されているのは、道産子×ハフリンガー(乗馬血統)のハーフである馬「ダラ」と、ポニーの「アイリーン」の2頭。

 

当日参加したのは四名の少年と少女。八尾と難波のセンターから職員と学生含むボランティアの方々によるサポートがあり、今回の乗馬体験が行われました。

馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を

▲馬に間近で触れてみる

 

まずはそれぞれダラに触れたり、アイリーンの曳き馬をしてみたりと、馬に慣れることから。
最初は馬の様子を伺いながらおそるおそるだった扱いも、徐々に理解していき、馬の機嫌を損ねないように工夫していきます。

 

しばし馬とのふれあいを楽しんだ後は、いよいよメインの「ダラ」への乗馬へ。

 

乗馬用のヘルメットと防護服を身につけ、代表の小林さんによる補助のもと、円形馬場内で騎乗、周回します。

 

馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を

▲防具を身につけて準備

 

 

緊張のせいか、跨った当初は表情が硬かった少年が、馬の背に揺られて進んでいくうちに面白くなってきたのか、次第に笑顔が垣間見られるのが印象的でした。

 

馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を

▲少し不安気に馬へ跨ってみる

 

中にはすでに騎乗経験があった少年もいて、乗馬ではなくあたかも競馬の騎手のような姿勢で元気に乗りこなす光景も。

 

馬に跨ると自身の視野の高さが大きく変わります。さらに馬の背から伝わる体の動きや息づかいは実際に乗ってみないと理解できないもの。その動きから生きている馬の姿を見出すことができます。

 

 

馬とのふれあいで少年の立ち直り支援を

▲次第に慣れてくると騎乗姿勢もしっかりと変化

 

 

参加した少年たちにも、何かしら心の変化が生じたのかも知れません。

 

乗馬前はゆっくりだった少年が、乗り終えてからは機敏な動きを示していたのです。「馬に水をやるからバケツ持ってきて」と小林さんが頼むと、「はい!」と動き回る。職員の皆さんも驚いていたようでした。

 

その後、少年たちからは「はじめは怖かったけど、慣れてきたらとてもかわいかった」「人参をあげるのが楽しかった」「馬を飼いたくなった」「また行きたい」などの声があがっていたそうです。

 

職員の方からも、「大阪府内には今回のような趣旨で乗馬体験ができる施設がほとんどなく、自然の中で動物(馬)に触れ合う体験をさせていただき、感謝しています」と、単なるストレス解消だけでなく、少年たちにとって命を大切にする心を養う目的につながると、述べられていました。

 

八尾少年サポートセンターでは、次回は地域への社会貢献として緑化活動を実施。このような野外活動も体験しながら、着実な立ち直りをめざしてプログラムが用意されています。

 

そのなかのひとつとしてホースセラピーの取り組みに着目されたことは、地道に活動している小林さんにとっても励みに。

 

「もうクタクタやわ」

 

午前中の日差しの強いなかで大量の汗をかきながらも、頬の緩みを隠しきれない様子でした。

 

 

 

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