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笑いが生み出すコミュニケーションとは 【ヨルゼミ】

笑いが生み出すコミュニケーション

「お笑い理学療法士」日向亭葵(ひなたてい あおい)さんによる「笑いが生み出すコミュニケーション」を開催しました。日向亭葵さんの本業は理学療法士。お仕事の合間にボランティアで町内会や老人会、福祉施設をまわり、落語を披露され、日常における「笑い」の大切さを実践されています。

 

自身の本業で高齢者の介助をされている際、コミュニケーションの取り方として「笑い」が必要だったこと、そのため落語に至った経緯、これまでのボランティア経験などを、丁寧に語っていただきました。

 

合間には、参加者全員で理学療法士ならではの健康チェック、自身が考案したエアリハ(物を使わずに行うリハビリ)も披露したあと、コミュニケーションの取り方を実践しました。

ペアになって、コミュニケーションを取る難しさ(相手がすべてを否定する)を実感しながら、どうすれば相手との距離が近くなるのかを皆で考えました。

 

笑いが生み出すコミュニケーション

 

最後は、落語「動物園」を一席。

参加者一同、笑いであたたかくなるひとときを実感する「寄るゼミ」となりました。

 

かしわらイイネットでは、インターネットでの情報発信を行なっていますが、 情報を集め伝えていくことを、単に機械的に行えばいいと考えているわけではありません。

例えば、取材の聴き取りで、ただ「教えて、話して」では、相手からは何も引き出せないでしょう。 より安心してお話していただくためには、相手との信頼関係をどのように築くかが問われてきます。

 

そのためには、日ごろからどのようにコミュニケーションを取るか、また初対面の人とは僅かな時間で、いかに距離を縮めるかも問われます。

 

今回、日向亭さんからコミュニケーションの取り方を学んだことは、地域の中で活動する「まちリポーター」にとっても欠かせないことだと、実感しました。

 

- 参加者の感想 -

「日向亭葵氏のお話、大変面白く、ためになりました。論理的で上級のコミュニケーション、理学療法の技術、知識いっぱいで楽しく聞かせていただき、ありがとうございました。」

「いいフレーズですね。落語が生で聴けてよかったです」

「日常におけるリハビリの仕方や、ゴムを使っているように行う体操など、アイディアひとつでより効果があらわれる方法は大変参考になりました。ユーモアあふれる落語で大変面白かったです」

「理学療法と落語の接点、イマジネーションとコミュニケーションを、聞いて見て、知りました。明日からも日常で心がけます。ありがとうございました」

「日向亭葵さん、とってもステキです。大きくはっきりわかりやすい声と言葉で、ご自分の人生も踏まえ、介護や体操、予防の大切さを丁寧に話してくださいました。生落語は初体験です。スカっと面白かったです。今日はありがとうございました。次回あればまた来ます」

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また、この日は、「寄るゼミ」ということで「寄席」を意識したチラシを作成し、商店街に寄って欲しい、という願いも込めて、その裏面には かしわらイイネットによる「商店街通信」を掲載しました。これは、商店街の情報を伝えていく手法として、かしわらイイネットが提案した形です。

 

寄るゼミ オガタ通り通信