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30年以上続いている「声のお便り」

30年以上続いている「声のお便り」

10月1日から「赤い羽根共同募金」が始まり、各地で福祉を中心とした事業への支援が呼びかけられています。

ところで、視覚障害や弱視の方を対象に、「声のお便り」を送付しているボランティア団体が柏原にあるのをご存知でしょうか。

今年で32年の活動を迎えた「朗読ボランティアグループ やまとがわ」。柏原市で長きに渡って活動している団体です。今回、その活動風景を見学させていただきました。

所属メンバーがそれそれ選んだ時事ニュースなどを持ち寄ってテープ録音したのが、そのスタート。

自ら選ぶわけですから、文字を読んでどう伝えるか、どのような内容を伝えていくのか、そのソースとなる新聞を読む意識も、年々高まっていったそうです。

30年以上続いている「声のお便り」
▲社会問題から生活面まで、様々なジャンルの記事を持ち寄る

 

現在では、「広報かしわら」「柏原市議会だより」の内容も録音。「文学小説」は、そのボリュームから1冊の完成に時間がかかるものの、随時、柏原市立図書館へ収めているそうです。

ちなみに、「時事ニュース」や「広報かしわら」なども一日がかりの作業。
あらかじめ発音やイントネーションなどの読みあわせを行っておき、ボランティアルーム内にある録音室で各担当者が収録していきます。
そのためには、発声などの練習や学習も欠かさず、行なっているそうです。

 

30年以上続いている「声のお便り」▲びっしりと書かれた、発声やイントネーションの記号。

 

これらの活動によって生まれた「声のお便り」。利用される人たちにとっては、貴重な情報源です。

が、長く活動されていると社会的な変化が起こってきました。アナログからデジタルへの録音媒体の問題です。

結成は昭和59年。まだ録音テープも一般的な頃でした。このテープは、柏原市社会福祉協議会を通した日本郵便への依頼により、専用ケースに入れて投函すると、そのまま利用者のもとへ届くシステムになっているそうです。次第に音源もデジタル化の道をたどり、CDなどが普及する時代となりました。

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omura
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かしわらイイネットの代表 兼 営業 兼 ライター。ロック音楽と石好きゆえ 転がり続けてン十年。今後はもっと地に足つけた行動をと言い聞かせる日々です。