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地域の子どもたちに読む、話す、理解する力を 【宮脇おはなし会】

宮脇おはなし会

 

宮脇書店大阪柏原店で毎月第1土曜日に行われている「宮脇おはなし会」。この度、10月6日(土)の開催分を見学しました。

このおはなし会は、今年で15年目。大阪府内の書店のなかでもいち早くはじめられたのだそうです。お話の担当は、柏原市内の2つのグループによって結成された「ざ話和輪」さん。

 

2階フロアの一部をおはなし会用に開放し、40名以上の親子でいっぱいのなか、「ざ話和輪」さんによる丁寧な進行でお話が繰り広げられていきます。

 

宮脇おはなし会

 

朗読、絵本の読み聞かせ、紙芝居、和歌(みんなで声を出して読む)、エプロンを舞台とした「エプロンシアター」など、様々な趣向によるお話に、子どもたちも楽しそうでした。

 

話のなかにどんどんひき込まれて、みんな夢中になっていく姿が印象的。これも、読み手の発声のよさや優しい語り口によるものなのでしょう。長年の経験と実績があってこその話術なのだと感じました。

 

宮脇おはなし会

 

宮脇書店では、地域の子どもたちに読む、話す、理解する力を備えてほしいと考え、このような催しを行っています。また、おみやげ進呈やじゃんけん大会などで、親子がともに楽しくなる工夫も。

 

このような地域とのつながりを大切にする光景に、販売だけにとどまらない多角的な経営と発想によって、まちで慕われる存在となっている姿を垣間見た思いでした。まだ知らないという方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

宮脇おはなし会

 

 

【2012年10月6日(土)の内容】
お話 : とこちゃんのきんのおあさかな
絵本 : いたいのいたいのとんでゆけ
紙芝居 : 花かごわっしょい
みんなで読もう! (和歌)
絵本 : たにしちょうじゃ
絵本 : ぐりぐりくん
エプロンシアター : はらぺこかいじゅう