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今も大和川でキラリ光る天然石

最近はアユが戻ってきたと言われるほど水質が改善してきた大和川。 川原には石がゴロゴロ無数に転がっています。それらをよく探してみると、キラリと光る石が・・・。

12月10日、カルチャーセンター産経学園が主催する「天然石さがし」講座に参加しました。講師は、柴山元彦先生(地学博士・自然環境研究オフィス代表)。そもそも、柴山さんと天然石との出会いは、今年の2月。ある一冊の本を紹介していた新聞記事がきっかけでした。

(毎日新聞 大阪版)
水辺の「宝石」探して 元教師・柴山さんが全国23カ所、コツを伝授

ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑
▲「ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑」

 

この「ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑」を読むと、大和川でガーネットが採取できると綴られています。自分にとっては寝耳に水。いわば宝石のようなものが川原にある、これは素敵な話だ!と、すぐに柴山さんの門を叩きました。

大阪教育大学付属天王寺高校で副校長も務め、地学を専門に教鞭を執っていた柴山さん。アポイントメントを取っていたものの、突然やってきた私のような初対面の素人にも、気さくにかつ丁寧に、柏原周辺の地学的な説明をしたいただきました。

説明によると、はるか大昔、まだこのあたりの地形が定まる頃、大和川が流れる北では生駒山系が隆起し、南には二上山が火山活動を行っていました。

つまり、大和川は南北の山々より先に存在していて、地殻変動による地面の隆起を抑えていた(侵食していた)のだそうです。このような地形・川のことを先行谷(せんこうこく)・先行河川と言われています。先行谷は四国山地の吉野川などにもあり、数少ない存在なのです。

今も大和川でキラリ光る天然石

先述したように、大和川の南北で山の質が違うことから、それぞれで見受けられる石も違う。特に南側では二上山の噴火による影響が大きい。さらに、水や鉱物、断層に関する歴史や伝承と重なる様々なお話もお聴きしました。

夏には柏原にもお招きし、自然が残る公園にも興味深い石があることなどを教えていただきました。きっかけは、私が見つけた石。ペグマタイトと呼ばれる大きな結晶からなる火成岩の一種。

今も大和川でキラリ光る天然石
▲ペグマタイト

 

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omura
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かしわらイイネットの代表 兼 営業 兼 ライター。ロック音楽と石好きゆえ 転がり続けてン十年。今後はもっと地に足つけた行動をと言い聞かせる日々です。