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通りに戻ってきた丸型郵便ポスト

担当の方からは、「しばらくはまだ、このポスト自体は今も柏原郵便局で保管されていること。オブジェとして譲り受けることは できない。適切な場所があれば郵便機能として再設置は可能」とのご回答。

補足ですが、ポスト自体は元々郵便局と個人の方との契約のもとに置かれていたもので、商店会で所有していたわけではありません。したがって、元々この件について商店会が関与することはなかったわけです。(撤去の理由は お店の配管工事のためで、郵便局の都合ではありませんでした)

先述の声と現状を商店会の役員の方にお伝えすると、他からも要望があったようで、役員会議を経てから、柏原郵便局へ申請にいく運びとなりました。局からは「事務的な手続きをクリアし、場所が確保されていれば可能」というご回答をいただいたそうです。

そこで、オガタ通り商店会としては、地域の交流スペースとして開いている「ふれあい館オガタ」前が適切として判断し、正式に申請をされました。

 

11月3日、その日がやってきました。

本来なら前日の2日が予定日だったのですが、雨のため流れてしまい、この日に延期に。私も現場に立ち会いながら、それでもまだ安心できない思いがありました。シャッター前の限られたエリアしかなく、かつ地下にある水道や下水の配管次第では、設置できない可能性があったからです。

そういう理由もあって、ぬかよろこびはできなかったのです。祈るような気持ちで、作業の行く末を見つめていました。

そのような心配もなんとかくぐりぬけ、朝9時から5時間をかけて無事に設置が完了。ペンキもあらためて塗っていただいたことで、丸型郵便ポストが復活しました。


▲塗り替えの際に現れた、かつての取集時刻の手書き表記。(※現在のものではありません)

 

たかが郵便ポスト、されど郵便ポスト。

インターネットの時代、さらに郵便物が大きくなるにつれて(丸型は幅の制限があります)、人によっては何の変哲もない物体かも知れません。それでも、何十年もこの通りを行く人を見つめてきたポスト。地域の人たちの思い出を残しつつ共感を得ることが、この通りにとって大切ではないかと考えています。

また、この件については、通りを思う人たちの声に耳を傾け、商店主の人たちが自ら立ち上がって行動されたことにも大きな意義があるのではないかと考えています。(大げさに聴こえるかも知れませんが)

こを機に、商店街にとどまらず、ひいては柏原という町を大切に思う人が少しでも増えて、この通りの新たなランドマークとなることを、切に希望するばかりです。

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omura
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かしわらイイネットの代表 兼 営業 兼 ライター。ロック音楽と石好きゆえ 転がり続けてン十年。今後はもっと地に足つけた行動をと言い聞かせる日々です。