グルメ

国分にあった うどん店「へんこつ」 その心意気を聴く

 

しかし、現在の活動を続けているなかで、何と今も柏原市在住でいらっしゃることが判明。さらに偶然のご縁もあって、直接お会いする機会を得ることができました。当時の思いや、皆さんが愛してやまないあの味がどうして生まれたのか、お聴きしてみました。


▲今もご自宅に残る、へんこつの玄関を守っていた狸。二代目だそうです。

 

—— そもそもお店を始めたのは いつでしたか?

「40歳を迎えてからやな。それまで自動車の営業やってたんやけど、昭和50年8月20日に辞めて、その末にはいろいろ手伝ってもらって小さな構えで棟上げしたんや」

 

—— そんなすぐにですか?

「今まで何の経験もしてないからな、さすがに天ぷらの揚げ方とかは教わりに行ったわ。子どもたち連れて道具屋筋まで行ったけど、結局何も買わんと(笑)、てなこともあったな。ダシのヒントを知り合いに教えて貰って、実際は10月に開店。 今じゃ自分でも信じられんな(笑)この速さ。10人中10人が失敗すると思ってたみたいやけど」


▲開店まもない頃のお姿。

 

—— だしのヒントだけで?

「逆にそれがよかったんや。そこらのうどん屋にはないオリジナルの味やから。鰹や昆布も自分で選んで『この鰹や昆布のいいもん持って来い!』業者に言うてな、お金のことは考えずにいい味出そうとした。麺の太さも特注。おかげで開店3年はずっと忙しかった」

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omura
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かしわらイイネットの代表 兼 営業 兼 ライター。ロック音楽と石好きゆえ 転がり続けてン十年。今後はもっと地に足つけた行動をと言い聞かせる日々です。