コロナ禍で「ソロキャンプ」などアウトドア志向が高まるなか、柏原の自然をより楽しむ過ごし方を提供しようと、「RVパーク柏原竜田古道」が3月16日にグランドオープンしました。日本RV協会(JRVA)が認定する「RVパーク」としては大阪府で初の施設です。
RVとは「Recreational Vehicle」(休暇で楽しむための車)の略で、海外ではキャンピングカー、日本ではレジャーでの楽しむ車の総称としてステーションワゴンなども含まれます。(※ご指摘あり、加筆修正しました)
この日はSNSで情報を知ったというRV利用者が、日帰りで遠くは神戸や三重などからも来場していました。
▲遠くは三重や神戸からも来場
場所は、雁多尾畑・竜田古道の里山公園(スマイルランド)内にある、これまでの多目的広場を利用。春には桜、秋は紅葉などに囲まれ、奈良盆地の眺めのいい場所で車中泊ができる仕組みとなっています。
▲この日は早咲きのカワヅサクラが満開
▲あいにくの曇り空だったが、奈良盆地や山々が眺望できる
この日はグランドオープンとあり、柏原市の冨宅(ふけ)正浩市長も来場。
「新型コロナの影響で人々の趣味や嗜好、ライフスタイルが大きく変化しました。今回大阪府初のRVパークと認定されたことで、車中泊を楽しむユーザーにも来場していただきたい。また、この付近は隣の奈良県三郷町とともに日本遺産に認定された龍田古道がそばにあり、奈良盆地が一望できる自然豊かな景観もぜひ楽しんでください」
とあいさつがありました。
今回初めて柏原市に来たという利用者のお一人からは、
「これまでも多くのRVパークを利用していますが、大阪府初ということで関心があり、家族、SNSで情報交換している友人たちとともに来ました。このあたりに自然豊かな場所があると知って驚きました。あらかじめ自ら用意しておく物、夜間の来場で苦労するかもしれないので、ネットでお買い物情報やルートなどを教えていただけると嬉しいです」
とご意見もいただきました。
公園指定管理者の特定非営利活動法人ナック和田所長からは
「季節によって景色が変わり、見晴らしのよい場所を有効活用しようと、スタッフでアイディアを出し合い、RVパーク開設に至りました。今回もアンケートを取って利用者の声をお聞きしています。その上で施設のあり方を検討し、今後は周辺マップを作成したり、自然学習施設や野外活動に詳しいスタッフの強みを活かした事業も行いたいと考えています」
と説明がありました。
一度に利用できる台数は7台。
利用料金は1泊 2,500円/1台(宿泊:17時〜翌9時30分)、日帰りは1,000円(10時〜16時30分)、電源などは別料金。前日の15時までに予約が必要。
同じエリアには電源・水道・仮設トイレ有り。ただし野外バーべキューなどはテントサイト(公園上)での利用となります。
▲バーベキューなど野外で火を使う場合は安全を考慮して別エリアで。今回は試験的にテントとテーブルを設置し、利用者の声を聴いた
アクセスは「信貴山朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)方面より府道183号線(本堂高井田線)を柏原方面へ、あるいは国道170号線(旧国道)大県南から山手へのルートから来場を」とのこと。
その他詳細は、下記RVパーク専用サイトでご確認ください。
● RVパーク柏原竜田古道
https://rv-park.jp/park/230
施設名 | RVパーク柏原竜田古道 |
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場所 | 柏原市雁多尾畑652-9(竜田古道の里山公園内) |
アクセス | |
専用サイト | RVパーク柏原竜田古道 https://rv-park.jp/park/230 |