はちみつのトピックスで柏原市界隈を賑わせているイイネットです。今回は地元にある柏原産はちみつを使ったスイーツをご紹介。
法善寺のパティスリーアンジュブランでは、柏原産はちみつを使った「柏原マドレーヌ」を販売しています。このはちみつは以前取材した山国ぶどう園によるもの。
そこで、柏原産はちみつの存在を知ってから商品化に至るまでの経緯を、アンジュブラン代表の大西さんにお聞きしました。
▲パティスリー アンジュブランの大西さん。
昨年の夏、「柏原産の果物を使ったスイーツができないか」と、大西さん自身がJA大阪中河内「畑のつづき」を訪れたのがきっかけでした。
名産のぶどうもあれば購入しようと考えていたところ、偶然見つけたのが山国ぶどう園のはちみつ。日頃から国産はちみつも探していたことから、これはぜひ使いたいと申し出たそうです。
アンジュブランではすでに「柏原ワインカステラ」が有名ですが、「柏原の新たな手土産スイーツになれば」と考案したのが、今回のマドレーヌでした。
▲柏原のはちみつを使ったマドレーヌ
すでにフィナンシェをつくっていたので、マドレーヌの材料として採用。はちみつの量を増やしすぎると形が崩れてしまうため、バランスよく配分を考え、メインとなる素材を活かす工夫も。
結果、プレーン・チョコ・オレンジ・抹茶の4種類の「柏原マドレーヌ」として、昨年(2020年)10月に販売しました。
筆者の好みはオレンジ。柑橘系のさわやかさと甘みを感じるマドレーヌです。(主観ですので、ほかも試してみてくださいね)常時販売の商品として店舗に並んでいますよ。
▲ 店頭に並んでいる「柏原マドレーヌ」。単品、5個で1セットの箱もあり
ところで、大西さんは学生時代、ホッケー部に所属していたそうです。ホッケーはサッカーやラグビーと同じように、味方や相手の動きを見ながらボールを回しつつ、ゴールをめざすスポーツ。動きと同時に、その場に応じた柔軟な思考も問われます。
アンジュブランの商品開発の様子を聞いていると、パティシエそれぞれが工夫を凝らし、販売員も感想を出し合いながら、ひとつの商品として完成させるそうです。季節の旬、消費者のニーズも忘れずに。
パスを出し合い、ゴールに入れるまで(商品化まで)は簡単には済まない、そんな光景が目に浮かびました。
はちみつを見つけるまでのアンテナの張り方、商品に至るまでの全員での仕上げ方には、大西さんの学生時代の経験も活かされているのではないか、そんなことも感じた取材でした。
(おおむら)
店名 | パティスリー アンジュブラン |
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場所 | 柏原市法善寺4-2-21 |
TEL. | 072-973-1010 |
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