今年もあとわずか。ここへ来て、急激に寒さが深まりましたね。冷える体を温めるにはいろいろありますが、何と言ってもお風呂は欠かせません。なかでも銭湯が好きな方も少なくないのではないでしょうか。
大正にある新柏原温泉ではさまざまな趣向を凝らして、町の人たちにお風呂を楽しむ企画を行っています。
先週の12月14日、露天風呂では、カタシモワイナリーのひやしあめの原料(ショウガ)とを使った、その名も「生姜の湯」。あったまりそう!
実は筆者、これまでこちらの銭湯に入ったことがないという新参者なのです。いつも前を通ってはいるのですけど。これはいい機会と考え、足を運んできました。
昼の15時からということで人が少ないうちに入ろうと思っていたら、まあ結構な人の入りです。ちょっと驚きつつ、体をしっかり洗ってからお風呂を堪能しました。銭湯ならではの蛇口の雰囲気とかいいなぁ。
▲新柏原温泉さんのFacebookページより。生姜の搾り粕を袋に入れる
さすがに営業中の撮影はできないので、新柏原温泉さんのFacebookページから別の写真をお借りしていますが、露天風呂ではカタシモワイナリー の特産「カタシモのひやしあめ」の生姜の搾り粕が再利用されていました。しばしここで温まる。
▲新柏原温泉さんのFacebookページより
見上げると煙突が真上にあり、晴天の昼なので空とのコントラストもいい眺めでした。
最近人気のサウナは残念ながら人が多くて時間の関係で断念しましたが、こちらでは、柔道衣の九櫻刺子でつくられたサウナハットも販売されているのです。現在、株式会社九櫻繊維事業部ではサウナ関係に力を入れていて、サウナマットも刺子生地。
▲九櫻刺子のサウナハット。サンプルは新柏原温泉のロゴ入りで、青色はここの特注とか
フィットネスバスも楽しみながら、体がほっこり。ラドンスチームなど他の設備も。冷え性の私にとっては腰痛に効きました(汗)。体を温めるのは大切だなぁ、と今さらながら気づかされたのでした。自宅へ帰っても体はあったか。
脱衣のロッカーでは扉が当たりそうになった年配のご主人と会話も。私が謝ったら
「兄ちゃん、こういうところはお互いさまやで。謝ることない」
私も十分オジサンなのですが、こんなコミュニケーションも銭湯ならでは。
湯上がりには、すっかり有名になった緑のコーラ「亀の甲羅」をいただきました。新柏原温泉サイダーも販売しています。
▲新柏原温泉サイダーと亀の甲羅を並べてみる
ここ最近、柏原市内でも銭湯は減少傾向で2事業所しか残存していません。銭湯業界ではスタンプラリーをするなど銭湯へ足を運んでもらう工夫もしています。
そんななか、新柏原温泉では地域の特産も取り入れ、入浴する人たちが楽しめるように趣向を凝らしていることを体感しました。
12月22日は冬至。当然ながら「ゆず風呂」の貼り紙も。冷えて冷えて仕方がないという方も、そうでない方も、町の銭湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。
▲冬至は「ゆず風呂」で
名称 | 新柏原温泉 |
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所在地 | 柏原市大正1丁目3−21 |
定休日 | 第1・3・5月曜 |
マップ | |
Web・SNS | Web http://e-sento.com/shinkashiwara-onsen/ |
2012年に「かしわらイイネット」を設立。地域の情報発信をはじめSNS講座講師、各種講座の主催も担う。趣味は音楽、天然石探しなど、いずれもロック。