Report

市民も名産デラウェアの成果を目にする機会に。柏原市独自のぶどう品評会

柏原市独自のぶどう品評会

大阪・柏原のぶどうと言えばデラウェア。町の特産デラウェアを栽培する農家を対象とした柏原市ぶどう品評会が7月9日、柏原市役所1階フリースペースで開かれました。

市独自としては5年ぶりの開催で、一般市民からも34人の参加があり、自分の目で確かめ、投票できる企画にもなっていました。(※実際の審査は生産者や審査員の票が基準となっています)

柏原市独自のぶどう品評会
▲一般の人も実際に見て票を入れることができた

 

生産者や審査員の票から選ばれたぶどうから最終審査。房の形状・揃い・病害虫の有無・果実の肥大、着色、糖度などの各項目で審査基準があります。今回の出品者の中で最も高かった糖度は22度でした。

 

柏原市独自のぶどう品評会
▲票の高かったぶどうから糖度など最終チェック

 

総合的に最も評価の高かった最優秀賞には、国分の谷口ぶどう園の谷口さんでした。谷口さんは昨年も大阪府の果樹品評会(大粒)でも最優秀賞に輝いています。

「大粒よりも、今回はデラウェアで評価をいただいたのが、とても嬉しいです」と笑顔。

柏原市独自のぶどう品評会
▲最優秀賞に輝いた谷口ぶどう園のデラウェア

 

なお、一般参加者の部で最も票が入ったのは、かねおく農園の奥野さん。奥野さんは実際の審査でも優秀賞にも選ばれていて、「みんなよく見てはるなあ」と感心する関係者の声も。

柏原市独自のぶどう品評会
▲生産者・審査員投票結果、一般投票結果ともに掲示された

 

柏原市果樹振興会の松井哲三会長が最後にお礼を述べ、「最近は柏原市でも若い生産者が増え、先輩からの学びとともに自らデータや情報を得て、技量を習得しています。これらの努力によって皆が生計を立てています。ぜひ町のぶどうを買っていただき、ぶどう栽培の発展とともに、これからを担う若い生産者育成の手助けもお願いしたい」とあいさつしました。

品評会終了後には、一般参加者全員にデラウェアが配布され、柏原ぶどうのPRにもなる企画となっていました。

 

柏原市独自のぶどう品評会
▲参加者に配布されたデラウェア(袋に柏原ぶどう直売所マップサイトの二次元コードが記載)

8月20日には大粒ぶどうの部が開かれました。

柏原市独自のぶどう品評会
今回は大粒ぶどうで。柏原市独自のぶどう品評会が市民も参加で開催 5年ぶりに開かれている柏原市独自のぶどう品評会。8月20日には大粒ぶどうの部が柏原市役所フリースペースで開かれました。 最...