「循環」をテーマとしたかしわら芸術祭2025が、11月9日まで開催されています。
初日の11月2日には、平野にある田中邸で展示する浜本隆司さんなどの「アーティストトーク」が、大正通りネストで行われました。
これまでの自身の活動などを振り返りながら、浜本さんは「縄文時代の土偶に見られるように、仮面の歴史が日本には古代から根づいている」と説明。
今回の田中邸における、縁日にある仮面から発想を得た作品の紹介、「循環と破壊」もキーワードに、ゴジラの部屋に至るまでの展示をインスタレーションとした背景を解説しました。

▲田中邸(ゴジラの部屋)
第11回柏原ビエンナーレとも題する「かしわら芸術祭2025」については、Anyアート(いつでも どこでも 誰でもアート)として、今回もさまざまな専門性や趣味のあるひとたちが展示しているのが特徴で、他の芸術イベントではあまり見られない構成となっている、と指摘。
また、「アートを育てることは人を育てること」と述べ、イベント担当者や作家、展示会場関係者、購買者とともに、多くの人たちを巻き込んでいくことが大切だと、提言しました。
その上で「<アートは人生の自由区>で、自分にとって大切なものは何かを問い、癒しにもなる。若い人たちは、キャンバスに向かって自由に心のなかを形にしてほしい」と締めくくりました。
「かしわら芸術祭2025」は、11月9日まで柏原市内全20カ所で開催中。10時~17時まで。(最終日は16時まで)
主催はAnyアート:かしわら芸術祭実行委員会。入場無料。詳細は、公式サイトをご覧ください。
かしわら芸術祭2025公式サイト
https://anyart.jp/anyart25.html

2012年に「かしわらイイネット」を設立。地域の情報発信をはじめSNS講座講師、各種講座の主催も担う。趣味は音楽、天然石探しなど、いずれもロック。















