「CANNUS BAR(キャンナスバル) あんぷくあん」という、高齢者や介護者を中心とした交流サロンが、10月28日(土)に オガタ通り商店街にある「ふれあい館オガタ」にて行われました。主催は、全国ボランティアナースの会 キャンナス柏原。
「高齢者にやさしい食材による献立でおもてなしをする 夕暮れサロン」
このような文章を目にすると、地域でよく行われている交流会をイメージしていたのですが、いざ足を運んでみると、その先入観が見事に覆されました。
会場である「ふれあい館オガタ」の照明、素材のよいテーブルクロスなどの装飾もあって、「ここは本当に商店街のふれあい館?」と思わせるような素敵な空間がデザインされていたのです。
参加者は高齢世代の市民、地域福祉業務の従事する人など、それぞれ語らいながら楽しむ姿も印象的でした。
その要因となっていたのがお料理。株式会社ふくなおによる、咀嚼にやさしい食材や調理でつくられたお弁当。
同社では、
<介護される方には「体になじんだ味でおいしく食べる・食べられる喜び」を、介護しておられる方には調理や栄養面でのご苦労の軽減と安心をお届けしたい>
と、日々努力を重ねているそうです。
当日は、同社代表取締役の西野さんが直々に来訪してのおもてなし。
▲キャンナス柏原代表の神崎さん(左)と、株式会社ふくなお代表取締役西野さん(右)
お弁当は、ピンクを軸とした布素材で包まれていました。多少の量ならアルコールも構わないとのことで、地元のカタシモワイナリーのワインも用意。
終始なごやかな雰囲気で進められ、時間もきっちり2時間で終了していたのも印象的でした。
大切な方の「ハレの日」に、もてなす側ももてなされる側も笑顔になるような「食を通した夕暮れサロン」を今後も各地域で企画していきたいと、キャンナス柏原ではお話をされています。