八尾市の芸術文化のネットワーク「やおうえるかむコモンズ」では、伝統文化を継承しつつ、あらゆる分野の垣根を越えて人・場所・活動がつながり、多様性と活力のある社会を構築するための取り組みを進めています。
昨年度から始まった「アートコーディネーター養成講座」も4月から2期目がスタート。八尾で芸術活動を目ざす15人の受講生が新たに参加し、秋開催予定の「まちかどライブクリエイション」における実践を目標とした学びを進めています。
さらに、やおうえるかむコモンズでは万博の特別プロジェクトチームを結成し、5月18日(日)に出展します。
先がけた取り組みとして、3月16日にはプリズムホールで童画家・徳治昭さんが進める「手のひらアート」の制作が、一般参加の子どもたちとともに繰り広げられました。
横10m×縦2mの布地のロールキャンバスの上から、絵の具をつけた手のひらを思い思いに押し付けていきます。約200人の子どもたちの手のひらが、キャンバスいっぱいに広がりました。
使われたのはアクリル絵の具で耐久性も強いのが特徴。黄と赤をメインカラーとし、子どもたちの作業のあとは徳さんのキャラクターらいおんサンが描かれました。らいおんサンは太陽(SUN)とライオンの象徴で、力強さや希望を表現しています。

▲子どもたちが「手のひら」を思い思いに

▲手のひらに包まれた「らいおんサン」を徳治昭さんが描いて仕上げた
この日はキャンドルホルダーづくりも行われました。4月13日のひらいマルシェ(会場:平井製作所 八尾市竹渕)でも継続進行し、万博へ向けたお披露目とともに着々と準備が進められてきました。
5月18日の万博における「やおうえるかむコモンズ」の出展場所は、万博会場(夢洲)ギャラリーEAST。
「伝統と未来をつなぐ本気で遊ぶ八尾の大人たち」と題し、展示やワークショップが開かれます。
手のひらアートのほか、八尾市の企業による最先端技術と伝統文化である河内音頭を融合させた、未来型おまつりサイバー櫓(TOMOI R&D)、松本アキムさんによるゴミ袋を活用した空気人形と人が入って遊べるドーム、山田廣之信さんによる日本らしさ溢れるフォトスポットとキャンドルアート、村政さんによる、外国人にも人気の浮世絵風似顔絵ワークショップが企画されています。
「未来型おまつりサイバー櫓」では、こどもたちとともに踊る河内音頭とともに、やぐらに設置された1台100インチの大型モニターを通して、これまでの八尾市の芸術文化の活動や「やおうえるかむコモンズ」の取り組みを映像で流す演出も予定されています。
開催日時は2025年5月18日(日)10時〜19時。場所は万博会場(夢洲)ギャラリーEASTにて。
● 「やおうえるかむコモンズ」Webサイトイベントページ
やおうえるかむコモンズ 万博出展「伝統と未来をつなぐ 本気で遊ぶ八尾の大人たち」















