昼の残暑が厳しかった9月12日、大正通りポケットコインパーキングやネストなどで「をかしわらマルシェ」が開かれました。
今年最後のナイトマルシェは夏の終わりを惜しむかのように、また秋の訪れも感じさせるような工夫で、ゆるやかに行われていたのが印象的でした。
接客されているとお聞きできないこともあり、他のひとと視点が違うかもしれませんが、お話できたブースを中心にリポートをお送りします。
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今回、すぐに目に飛び込んできたのが「ちょいCam」(ちょいきゃん)。
時節柄、アウトドア志向が高まっています。軽ワゴン車をキャンピングカーに改装したもので、本郷の近畿自動車株式会社さん販売の車が展示されていました。
軽だからと言って侮れません。特に内装。天然木材を使用した曲面を描くデザインで、アイボリーのベッドマットなど質感が高い。軽の狭さを忘れるような落ち着きを感じます。ルーフにはテントも。
もちろん寝るだけでなく、書斎や仕事場にもなるよう電源も装備。木の蓋で隠されているのが粋ですね。
▲木の雰囲気に質感を感じる。板を外すと電源が装備
▲アウトドア以外でもいろんな用途で楽しめそうな可能性を秘める
太陽光を活かした外付けバッテリなどをつなぐと環境にも配慮できる仕組みにもなっていました。
普通のRV車と比較してコストが安くつくこともあって、注文が多いとのこと。大阪での取り扱いは、近畿自動車さん含め4社しかない(2021年9月現在)というのもレア。興味深く拝見しました。
その後、お聴きしたのは min mit mine(ミン ミット ミーネ)さん。
そう簡単に読めない「min mit mine」とは、デンマーク語で「わたしの」。
「お客さまに合うアクセサリーや店主さんしか作れないものを作りたい」という意味が込められ、デンマークのヘデボ刺繍の技法でオリジナルアクセサリーをつくり、販売されています。
ここのマルシェで長く出店されていますが、まともにお話できたのは初めてだったかもしれません。
この夏に心斎橋PARCOで行われた、FM802のDJ主催の企画展でも出店されていて、その話など中心に興味深くお聴きしました(というか、私が一方的にお話していた)。ネットショップ以外でも百貨店イベントなど近畿エリアで幅広く出店されています。
この日は中秋の名月が近づいている時期とあって、月や星をテーマにしたアクセサリーが多く展示されているのが印象的でした。
最後は東条(ひがんじょう)の工業団地にある株式会社ヤスオカ。
普段は生産用機械の製造を行っていますが、とりわけ注目を浴びているのがレーザーによるチタン製ミニチュアマンホールです。チタンの被膜の厚さをレーザーでコントロールし、反射による見え方で色が変わるという技術。決して着色しているわけではないのが特徴です。
▲ネットで見つけたというキットで地元マンホールの図柄も
今回はお子様にもわかりやすいよう、「ものづくり教室」として簡易的なレーザーマーキングの実演を行っていました。
スタッフがTwitterで動画紹介したので、そちらもご覧ください。
をかしわらマルシェに出店されてた@yasuoka4331 (ヤスオカ)さんのものづくり教室で。
目の前でレーザーマーキングをして下さいました♪
フォントも選べて興味深かったです。#をかしわらマルシェ #ヤスオカ#柏原市 #4号 pic.twitter.com/WHIQ8DpH61— かしわらイイネット(WA!大阪府柏原市) (@kc582) September 12, 2021
柏原市のミニチュアマンホールも製造できるようになり(許可を得て製造)、ふるさと納税の返礼品にもなっています。このような「ものづくり」企業、イイネットとしてもまだまだ取材して行きたいですね。
その他、印象に残った様子を写真で掲載。
▲タイミング悪くお話が聞けなかった自転車。説明しているのはNOWHERE KASHIWARAの松川さん
▲ネスト園芸部というのがあるらしい!エディブルガーデンの趣旨っぽい
▲トマトが見事にピンボケしてしまった。水耕栽培でトマトを
▲南河内産イチジクが美味だったへちまきゅうりさん。最近は養鶏にも力を入れているそう。ボードにはよく読むと興味深い逸話も
▲和菓子司草月さんにて。ナガノパープル大福にそそられる
次回は10月10日(日)10時〜15時に行なわれます。
内容の詳細は、をかしわらマルシェのWEBサイトや各SNSをご覧ください。
(おおむら)