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防災とSDGsをテーマに学生主体でイベント出展【関西福祉科学大学 福祉創造学科】

第21回美葉祭 南ゼミ

昨年、能登半島地震被災地への支援活動で取材した関西福祉科学大学 社会福祉学部 福祉創造学科の南ゼミ。今年度は学年ごとに2つの活動を実施しました。

4回生は10月25日の同大学の第21回美葉祭初日に鯛焼きを販売。能登塩を使った塩バター餡子鯛焼きもメニューに入れ、292個を売り上げました。販売とともに、「防災ノベルティ(ポンチョ)と防災コンパクトガイド」をセットした啓発資料を100セット配布。

 

第21回美葉祭 南ゼミ 鯛焼きブース
▲ブースも盛況で今年は新メニューも加えた

 

第21回美葉祭 南ゼミ 鯛焼き
▲新メニューも取り入れた鯛焼きは292個を販売

 

第21回美葉祭 南ゼミ 鯛焼き
▲柏原市災害ボランティアコーディネーター会提供のコンパクトガイドとノベルティを配布

 

学生制作の「能登半島支援ステッカー」で支援を。関西福祉科学大学美葉祭で披露
学生制作の「能登半島支援ステッカー」で募金を呼びかけ。第20回美葉祭で 例年以上の猛暑が過ぎ、10月半ばでも秋の足音はゆっくり。そんな今年は、震度7の揺れを観測した「令和6年能登半島地震」から始まりま...

 

防災コンパクトガイドは、ボランティア団体「柏原市災害ボランティアコーディネーター会」による紙製の資料で、いつ災害が起きても参照できるよう、日常で携帯できる小さなサイズでまとめられています。

柏原市災害ボランティアコーディネーター会
▲柏原市災害ボランティアコーディネーター会(災ボラ)も別ブースで団体紹介と啓発

 

柏原市災害ボランティアコーディネーター会
▲子どもにもわかりやすいように紙芝居も用意

 

また、11月16日に柏原駅東側で開かれた「清州フェスプラスワン」(主催:柏原駅東地区まちづくり実行委員会)では、3回生の企画で参加。

清州フェスプラスワン モルックのブース

「モルック」のブースで市民の人たちと交流しました。モルックとは、フィンランド発祥のスポーツ。12本のスキットルと呼ばれる木製のピンへ目がけ、木製の棒モルックを投げて倒すゲームです。

ピンに書かれた数字が得点となり、同時に複数のスキットルを倒すと、その合計点が得られるルール。チームで戦略を練りながら、メンバー間の交流もできることが特徴です。

 

清州フェスプラスワン モルックのブース
▲ピンめがけてスキットルを投げて得点を競う。大人も子どもも夢中に

 

清州フェスプラスワンでは、実際にモルックを体験できるほか、モルックの手づくりコーナーも設置。1回300円で、光るシールやマスキングテープ、マジックなどを使い、マイスキットルを作ります。作った参加者には、オリジナルモルックキーホルダーをプレゼントしました。

清州フェスプラスワン モルックのブース
▲受付ブースで手作りコーナーのワークショップも

 

実は手作りコーナーで使われたモルック、福祉用具の手すりの端材を利用して作られています。

端材は、大阪市東住吉区にある福祉用具貸与事業所えんぐらふ と、その系列会社で福祉用リフォームを手がける株式会社福神の建築現場から生まれたもの。

手すりの端材は頑丈にもかかわらず処分されることが多いため、再利用を模索していた同社の悩みと、学生企画のマッチングが実現し、形になりました。

 

清州フェスプラスワン ティラノザウルスも出現
▲流行りのティラノザウルスによる呼び込みはイベント全体を盛り上げた

 

ティラノサウルス着ぐるみを3体用意して盛り上げる集客効果もあり、100名を超える人たちがモルックを体験、マイスキットルは22人が作り上げました。

参加した多くの学生からは「地域を知る機会になり、企画を大変喜んでくださったので楽しかった。実施してよかった」と喜びの声も。

 

清州フェスプラスワン 南ゼミ。江端理事長とともに
▲激励に来た江端源治理事長を囲んで記念撮影。左から二番目が担当の南多恵子准教授

 

これらの企画は、昨年度同様に学生が主体となって検討し、じっくり企業と関係性を構築するプロセスを踏んで行われました。(企業と学生が出会ったきっかけも玉手山安福寺におけるイベントでした)

柏原駅東側のまちづくりの将来を考えるイベントで、「町のにぎわいに貢献できたのなら嬉しい。手すりの端材をアップサイクルするというSDGsの観点からも、まちづくり実行委員会の皆さまと企業、行政、大学が連携できたことも大きな意義があった」と南ゼミではまとめています。

 

(清州フェスプラスワンの画像提供:関西福祉科学大学 南ゼミ)