100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026

大阪府柏原市の名産ぶどう。ぶどう畑が今ある課題(耕作放棄地、ぶどう栽培農家の高齢化など)を乗り越え、未来にどうつなげていくか。さまざまな視点から伝えようと「100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026」が開催されました。

5年目となる今回は会場で「マリアージュカード」が配布され、トランプのような厚手のしっかりしたカードを片手に決められたペアを作りながら楽しめる内容に。また会場の外に飛び出して「かしわらテロワールツアー」も行われました。

 

当日開催された様子を、やっちょがお伝えします。

5月10日(日)、お天気はとてもよく、日なたにいると暑さを感じますが、日陰では心地よい風を感じる初夏。大正通りネストなどで、イイネットワイド主催の「100年つむぐ葡萄とワインの記念祭」、同時に「をかしわらマルシェ」が開催されました。

をかしわらマルシェ

どちらの会場でも、冒頭に書いたマリアージュカードが配られていました。(決まったフードを購入した時のみ。)

まずは会場入り口で「100年つむぐ大阪産デラウェアジュース」を購入。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026

 

このジュースの制作過程は会場内にタペストリーで描かれています。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026

地元農業と大阪府アグリパートナー制度で募った企業ボランティア(写真は新田ゼラチン株式会社と東亜無線グループ)と4つの福祉事業所によって収穫がなされています。ジュースのボトルラベルのイラストは福祉事業所の方が描いています。色鮮やかで、見ていると元気がもらえそうなぶどうの絵ですね。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲完売したぶどうジュース。私も買いたかった

 

無添加のデラウェアジュースで、軽やかな口当たりと、後味もすっきりしたおいしいジュースでした。

販売されているボトルに貼られているラベルは、福祉事業所の利用者が描いたイラスト。採用されたラベルのほか、ぶどうをテーマに書かれたイラストなどのラベルを貼ったボトルが、会場内色々なところに飾られていました。

どのイラストも個性的で見ているだけでも楽しいですね。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲並べられたボトル。をかしわらマルシェのブースにも飾られていました

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲「をかしわらマルシェ」の企画はMUSIC!。ステージの様子も楽しむ

 

ドリンクとフードをたずさえ、記念祭のステージではオカリナの音色や、フルートの演奏を聴き、素敵な時間を過しました。

ぶどうやワインを使ったもの、またワインやジュースに合いそうなものがたくさん売られており目移りしてしまいます。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲各ブースに飾られている素敵なボトル

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲会場の様子

 

をかしわらマルシェのステージでも、音楽が奏でられており、椅子に腰を掛け音楽を楽しむことができます。

Patisserie OKOMEさん
▲Patisserie OKOMEさんのブースで1ペア完成ー

 

音楽、ドリンク、フードを楽しんだあと、昼からはテロワールツアーへ参加してきました。

1杯のワインができるにはぶどうを育てる気候や地質などの環境で成り立っている。それらのことを、ワイン用語でテロワールといいます。

かしわらテロワールツアー
▲大半の人は市外から参加。みな真剣に話を聞いています

 

会場から少し離れた石神社(いわじんじゃ)へ集合し、周辺の史跡を通し、歴史や大阪府柏原市の自然環境など専門家の方も交え色々なことを教えていただきました。昔からぶどう栽培が行われていたこと、断層による隆起によりぶどう栽培の斜面を活かした畑、遠くの山を見ながら説明を受けます。

その後は、普段気に留めていなかった踏切横の鉄柵や、よく見ると斜めにかかっている橋を教えていただきます。鉄柵では線路の再利用がされていたり、橋はかつてあった肥料工場への引き込み線の名残りであると、資料とともに示されました。歴史、鉄道、自然環境など、多岐にわたるジャンルを教わり、とても濃縮された70分となりました。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2026
▲歩いてぶどう畑の成り立ちを知る

 

気づけば記念祭会場へ到着しており、スワーハの軽食、ワインなどのドリンクを受け取りツアーの最後は美味しい食事を楽しむことができました。

軽食といいながら、立派なランチボックスは見て食べて楽しめ、カタシモワイナリーのワインとともに、青空の下でちょっとした贅沢を味わうことができました。

スワーハのランチボックス ▲とても豪華でおいしかったスワーハ弁当

 

KURUMI no MORI、ラムレーズンのパウンドケーキ
▲KURUMI no MORI、ラムレーズンのパウンドケーキ

 

大阪府柏原市は昔からぶどうが栽培され、生活に根付いていたこと。ぶどうが育まれる環境にある町を歩いて学び、記念祭会場では、カタシモワイナリー高井麻記子さんから、ボランティアや福祉施設の人たちによって昨夏採れたぶどうによるジュースの詳しい話を伺いました。

かしわらテロワールツアー
▲ツアー最後にカタシモワイナリー高井麻記子さんからぶどうジュースの背景を教わる

 

会場に流れる音楽を聴きながら、マリアージュカードでぶどうジュースを楽しむ。柏原という町について知識を深め、最後はワインとランチボックスを楽しめた記念祭。ワインをもとにした料理やお菓子をたくさんの来場者が楽しまれている様子も見られました。まさに、この土地と、ぶどうと、ワインと、携わる人たちもマリアージュ(最高の組み合わせ)。

こんな素敵な時間もこれから残していきたいものですね。

(や)