難処理古紙の再生からデザインへ結びつけている大和板紙株式会社の工場見学「リサイクルからデザインへ」を、かしわらイイネット主催により実施しました。
まずは、会議室において企業概要とリサイクルを中心とした作業工程の説明。
その後は実際に工場内に入り、回収された酒パックなどの紙の分離、ホッチキスのついたような冊子の不要部分の除去を丁寧に行ったうえで、新たに何層もの板紙をつくりあげていく工程を見学しました。
▲分離作業から除去されたホッチキスの針など
▲傷などで製品にならなかった紙を用いて何層もの構造を学ぶ
見学のあとは会議室に戻り、再生紙から様々なパッケージデザインが生まれていることを、完成した製品や商品を通して、実際に知ることができました。(※皆さんがよくご存知のカフェの冊子の装丁にも板紙が使われています)
世間的にはペーパレスの社会に向かっている一面もありますが、紙を駆使してデザイン・パッケージすることの需要があり、まだまだ様々な側面において紙が重要な位置を示しています。
▲ディスプレイや机も板紙で
▲鮮やかに並べられた数々のサンプル
さらに、紙リサイクルからの工程を経てデザインまで結びつけている企業の存在を、皆さんに発見していただけたのではないかと考えています。
今回は、イイネットがデザイナーを中心に集めるという打ち合わせもあってのことと思いますが、おみやげに 「パン ド サンジュ」の人気の「とびばこパン」(このパッケージも大和板紙の製品が使われています)までいただき、多くの知識を吸収できました。
▲「パン ド サンジュ」の「とびばこパン」のパッケージにも使われている
お忙しいなか、詳しくご説明をいただき、大和板紙株式会社の皆様には感謝申し上げます。