柏原市による「市民文化センター リビエールホール 整備方針に関する市民説明会」が開かれました。11月30日、12月17日、12月18日と実施され、筆者は2日目と3日目に参加。(3日目は質疑応答の途中から)
柏原市からは政策推進部、教育部、財務部、都市デザイン部、総務部の各部長と職員が出席し、今回の方針見直しに関する説明が約40分行われました。
詳しい内容については、下記柏原市のWebサイトに公開されているので、ご覧ください。
● 市民文化センター・リビエールホール整備方針に関する市民説明会の開催のお知らせ
https://www.city.kashiwara.lg.jp/docs/2025111300038/
見直しの概要
当初は柏原市民文化センターの長寿命化改修工事と、柏原市民文化会館(以下、リビエールホール)の大規模改修工事がそれぞれで実施される予定であった。しかし、リビエールホールで予定されていた空調、中央監視システム、トイレ様式化工事以外に、さらに空調故障、音響設備、エレベーター、その他設備機器にも相次いで不具合が発生したため、整備費用に約25億円かかることがわかった。柏原市民文化センターの改修工事では16億円かかるため、計約41億円の支出が見込まれる。
そこで、この多額な費用は柏原市の財政状況(市の貯金である「財政調整基金」を取り崩している状況)では莫大な支出負担となると考え、「公共施設再編ワーキンググループ」を市の行財政改革推進本部に設置し、検討した。
結果、リビエールホールと柏原市民文化センター、さらに堅下合同会館も統合した、新たな柏原市文化芸術複合施設建設を決めた。場所は、堂島町にあるハローワーク跡地。この場合の支出は、新築にかかる補助金などを除くと約25億円に抑えられる(それぞれの改修工事では約35億円)。
柏原市民文化センターを改修し、リビエールホール機能を一部持たせる案も検討したが、「補助金」「ホール機能」「耐用年数」「施設の集約化」という4視点から、新たに柏原市の未来につながる持続可能で、にぎわいのある文化芸術拠点を建設することとした。
2日目と3日目それぞれ60人以上の出席があった説明会。参加した市民の声では、主にリビエールホールの存続要望、文化センターの再見直し反対(公共施設再編で取り壊し予定が白紙になった経緯あり)、これまでの維持管理について問う声、この説明は決定事項かを質問する声が多数。2日目は19時スタートで、終了したのは22時でした。
3日目の国分合同会館での説明会では、国分地区からの利便性を問う地域独特の声も聴かれました。
「まだ見直しができる」と考えて参加した人が多く、実際は方針が定まっていると知って「参加した意味がなかった」という声も。
筆者からは以下の質問をしました。
1)「公共施設再編ワーキンググループ」で今回の方針をいつ決定し、市議会で答弁したのはいつか。
2)この説明会を実施する意味、位置づけについて。今回参加者から出た意見をパブリックコメントのように扱うかどうか。
3)「リビエールホール跡地を民間売却や他の公共施設への転用を検討する」とあるが、具体的に定まっているのか。
の3点。
その日、即答のあった内容は以下のとおりです。
1)2025年8月に実施したワーキンググループで決定し、答弁は10月議会(第三回定例会・選挙があっため9月から10月に日程変更)である。
2)すでに方針は決まっているが、市民の意見も聴きながら構想をさらに練る。
3)具体的には定まっていない。これから検討する。
2)については、前述したように、方針が定まっているのにかかわらず、説明会を呼びかける案内には具体的な内容が記載されなかったのが、参加者の反対意見を増幅させた一因にもなったように感じました。

▲今回の説明会のお知らせ(具体的な新建設の記述がない)
3)については、現指定管理者の期限が2026年3月31日となっています。その後売却するのか、転用であればホール機能を除くのか除かないのか、何の目的で使用されるのか注視する必要があると考えます。
1)については最も確認しておきたかった点で、8月の時点で決定した内容が10月から11月初めに開かれた市議会での公表となっています。
9月には柏原市議会議員選挙が実施されました。8月にはワーキンググループで決まっていた大きな整備方針の見直しは、市民が選挙で投票を考えるポイントにはなり得ませんでした。
柏原市では、今回市民から出た意見とともに、今後の最新の構想を柏原市Webサイトなどに掲載するとしています。
単なるPDFによる資料掲載ではなく、市民にわかりやすい形式で具体的な表記を明示し、オープンにされることが望まれます。

2012年に「かしわらイイネット」を設立。地域の情報発信をはじめSNS講座講師、各種講座の主催も担う。趣味は音楽、天然石探しなど、いずれもロック。















