11月10日(木)、旭ヶ丘小学校においてPTA学級委員+給食委員主催の食育セミナーが開催されました。
テーマは「子どもたちの成長に欠かせない栄養素が豊富!葉野菜を美味しく食べる方法」。 保護者を対象とした定員30名一杯で埋まった家庭科教室において実施されました。
講師に野菜ソムリエの真野敏子さんを迎え、子どもたちへの栄養、子どもたちが野菜を食べる工夫を考えようと、PTA各役員の方々によって企画されたものです。
第一部では、真野さんから、野菜ソムリエならではの座学が。
「バランスよく食べるための5つのポイント」として、
1) 適塩
2) 野菜に含まれる各種ビタミンを入れた副菜の量
3) 脂質の割合
4) 「まごわやさしい(豆・ゴマ・ワカメ・野菜・魚・椎茸・芋)」
5) 食事のバランス(主食・副菜・主菜の割合)
など、細部にわたっての説明を。
熱心にメモを取る人もあり、参加者の方は真剣な面持ちで耳を傾けてらっしゃいました。
第二部では、それらの学習を踏まえた調理実演と実習へ。
この日の献立は以下の内容でした。
・根菜たっぷりかやくご飯
・小松菜の皮なしシューマイ
・ひじきとお豆のサラダ
・小松菜のスープ
・大根の葉を使った即席漬け
・胡麻ドレッシング
小松菜については、柏原で採れた丈夫な小松菜が使われました。この小松菜は、カルシウムが多く含まれ、ほうれん草の3倍以上、ビタミン、鉄、リン、食物繊維などの栄養素なども豊富ということもあり、柏原市内の学校給食に用いられています。
ひとつひとつのメニューについて実演のあと、4グループに分かれての実習へ。真野さんのサポートのもと、お互いに協力しあいながら調理を開始しました。
10時30分に始まり、正午には終了、という手際のよさで、皆さんひととおりの実習を終えて完成へ。
皆さん、自身が工夫してつくった料理を囲むこともあったのか、料理のこと、子育てのことについての会話も弾んでいました。
さらに、国分西にあるtant-tantの岡崎さんも駆けつけ、食後のデザート(かぼちゃのプリン)が配られるサプライズも。緊張感のあった教室の空気も、最後には和やかに締めくくられました。
今回のセミナーは、食育を考える上で、楽しく学べるようにと、役員の方々が委員合同での企画を考案。 また、保護者の皆さんが集まるはどうすればいいかと思案した結果、授業参観当日の午前中に開催されました(授業参観は午後から)。 何と役員の方は朝6時から準備されていたそうです。
そのような細かな工夫と配慮があるなか、自発的で活発なセミナーが皆さんの手で行なわれたことも印象に残りました。