少し高価なお菓子が入っている箱や、ノートの表紙になっている厚手の板紙。よく見るとその板紙(厚紙)は素敵な模様が入っていて、製品の引きたて役にもなっています。

▲活躍する板紙たち
大和板紙(だいわいたがみ)株式会社は、柏原市河原町、JR大和路線志紀駅と柏原駅のちょうど中間くらいの場所にある製紙会社。
工場には初めて足を運びました。板紙の予備知識なしで参加した工場見学が想像以上に発見や学習となったため、思わずペンを…いや今はキーボードですね。文字を走らせています。
創業は昭和27年(1952年)、3月で74年を迎えます。工場面積は1万668 ㎡ と野球場1個分の広さです。野球場1個分だとゆったりとした広さも想像しますが、敷地内には配管や機械がもうそれは、みっちり詰まっています。

▲工場内を縦横無尽に走るパイプ。通路も狭いところを通る
工場見学は2時間。参加した日はツアーが3回行われました。最初の1時間は、古紙から板紙が作られる工程を学習します。
講師&ガイドの二宮さんより説明がありました。大和板紙では、古紙配合70%以上で特に再生が難しいとされる難処理古紙リサイクルに力を入れています。
製造する板紙は現在80種以上。中にはラグビーグラウンドの芝を、紙に織り交ぜたユニークなものなどがあります。
参加者との会話で引きつけ、時には笑いも交えながら進める二宮さん。とてもわかりやすく、あっという間に1時間が経ちました。

▲板紙を使用したコースター
安全ヘルメットを借り、いざ工場内へ進みます。まずは関西圏から集めた古紙を再生する様子を。

▲積まれた自家製パレット
古紙は水だけを使って溶かし、加工しやすいように工夫します。紙を1トン作成するためには、水が150トンも必要とか。
大量の水を使用するため、水の再生を行う機械”ポセイドン”を導入しています。水をろ過して何度も再利用。

▲ろ過した水が工場の下を流れる。ポセイドンは建屋の上に設置

▲人よりも高くつまれた古紙の山

▲まるで迷路のよう
色んな古紙が所狭しと置かれていました。古紙で迷路ができるくらい。フロアにいっぱい積みあがった古紙も、明け方近くには使われてなくなるのだとか。

▲溶けた古紙の残り。タンクから取り出して見せていただきました
工場内の機械は創業当時から使われ続け、工場は24時間稼働しています。古い機械をメンテナンスし続け、今もなお稼働していると聴き、メンテナンス力のすごさにも驚きました。
工場内はたくさんの配管も通り、昔ながらの操作盤など、ここでしか感じられないものがありました。

▲板紙を製造するライン。大和板紙では8層以上の紙を作っている

▲着色の配合を行うタンク。様々な色の古紙から作成するので、着色は職人技

▲紙を高温で乾燥させるライン。夏場はかなり暑くなるそう

▲製品が交換される貴重なシーン。大人数のスタッフが、大きなロール紙を交換。

▲長さ1250m。重さ254kg
工場見学から戻ると、板紙を使ってノートを作成する体験も。裏表の色が違うしっかりとした板紙は、いろんな種類が取り揃えられていました。自分好みの板紙を2枚選び、ノートを作ります。月ごとに板紙の違うカレンダーも見学は終了しました。

▲使うのがもったいなく感じてしまうノート
ツアーに同行された桑原さんいわく
「ジャーナリング流行ってますからね。作ったノートに色々書いてください。」
文字を書くのがめっきり減ってしまった現代。考えや気持ちをありのままノートに書くジャーナリングもいいですよね。キーボードを置いて、今日の天気を書くところからはじめようかな。
工場見学は大和板紙株式会社Webサイトで随時募集しています。
https://daiwaitagami.com/
SNSアカウントで募集されている場合もあり、私はSNSアカウントで応募しました。また、オンラインの工場見学もあるそうです。
板紙をもっと知りたくなった方はぜひ、”大和板紙(だいわいたがみ)”を検索してみてくださいね。
最後に、貴重な工場見学をさせていただきました大和板紙株式会社様に感謝申し上げます。
(by やっちょ)















