Instagramで知った法善寺にある「彩アトリエ」の絵画展。最終日の11月11日に訪れました。ここでは、子どもから大人まで、絵画を描く幅広い世代の生徒たちによる絵画が展示されていました。
こちらで教える仲井さんは3D技法という特殊な描き方で生徒の皆さんに手ほどきをし、絵画の楽しみを知ってもらおうと取り組まれています。2016年には「第52回新創美術展」において受賞されたことがあります。
展示された絵画から筆者の目に留まった作品がありました。聴くところによると、作者の方が体調を崩した時期に通った、柏原駅東にある路地の光景が印象に残って描かれたものです。
日の光が当たっていた色に濃淡をつけ、さらに「この技法は照明の当て方でも立体感が変わるので、展示会場内ではさらに光の効果をつけています」と 仲井さんはおっしゃられていました。(下の写真・撮影ではわかりづらいですが、左上と右下の作品では照明の当て方も違うとのこと)
▲絵画を描いた際の心境を綴った説明
普段は当たり前のように通っている路地が、ある人の目には救われるような光景に見えて描かれ、展示においても工夫して見せる試みが印象深いものでした。
追記)
1年後、油彩で描かれた作品となっていました。
昨年出会った「路地」の風景に再会。油彩で立体的に
KASHIWARA芸術祭の最終日の11月9日、いくつかの展示会場をまわってから、法善寺にある「彩アトリエ」の絵画展に足を運んでき...