お屠蘇(とそ)と耳にすると、正月のお酒のイメージ。
実際は「屠蘇散」という薬を酒やみりんに浸したものということを、恥ずかしながら知りました。
1月14日に大正通りネスト(ネストキッチン)で行われた「小正月に、小豆がゆとスパイスぜんざい お屠蘇の会」でのこと。
スパイスおたく(?)2人組による「スパイスラボ柏原」では、正月ならではの食の風習をスパイスの視点で知る仕組みとなっていました。
▲屠蘇散
昔の屠蘇散にはトリカブトも入っていたこともあるそうです。現在はそんな劇薬はなく胃腸などを整えることから、正月に身を清める意味合いはそのような意味もありそうです。
今回は桂皮(シナモン)や山椒、陳皮(みかん)など生薬で植物由来の成分が含まれていて食品扱いの要素もあり、薬局はもとよりスーパーでも購入できるそうです。まさにこれが「スパイス」だと。
メニューは
・お屠蘇
・小豆がゆ
・鶏肉の屠蘇散焼き
・スパイスぜんざい
・ターメリック白玉
お屠蘇や鶏肉の屠蘇散焼き(試食)、スパイスぜんざいを注文。(小豆がゆも頼めばよかった)
お屠蘇は10日酒に浸したのと、一晩浸したのとの飲みくらべです。やはりというか10日浸した方が深みがあります。(トップ写真)
▲スパイスぜんざい。白玉はターリックで
ココナッツシュガーを用いた「スパイスぜんざい」にはシナモンやターメリック白玉が使われていました。
スパイスにかかわる知識を学べるワークショップ、説明が聞けるキッチンは今後も行われます。次回は2月18日に大正通りネスト「ネストキッチン」で開催。関心のある方は下記SNSをフォローしてみてください。
● Instagram
https://www.instagram.com/spicelab_kashiwara/
● Twitter
https://www.twitter.com/SpiceLAB_K/
2012年に「かしわらイイネット」を設立。地域の情報発信をはじめSNS講座講師、各種講座の主催も担う。趣味は音楽、天然石探しなど、いずれもロック。