綿の実を使い尽くして様々な製品を生み出している岡村製油株式会社の工場見学「岡村コットンタイム」を、4月19日(木)にかしわらイイネット主催で実施しました。
直売所+カフェのコットンハウスを拠点としたため、定員10名のところ男性3名、女性7名の方々が参加。
最初は、油糧二課の保田さんよりスライドを交えながら企業の歴史から綿実油づくりの工程、様々な製品紹介などがありました。三輪素麺やシーチキン(びんながまぐろ)、高級マヨネーズにも綿実油が使用されています。
▲各工程でつくられる様々なサンプル品
▲右の圧搾綿実原油から左の綿実サラダ油となるまで多大な工夫が施されている
▲高級な缶詰には綿実油が用いられることが多い
かしわらイイネットではこれまで数回工場見学に参加しており、綿実油や綿実油粕(天然有機肥料)、リンターに注目する方が多い傾向がありますが、今回は綿実の殻に多く含まれるヘミセルロースから取れるキシロース、苦労の末に製造に成功した高級二塩基酸に注目した参加者もいらっしゃいました。
工場見学では、今回は菜種油の搾油であったことも貴重な体験に。岡村製油の事業の多様さを垣間見ることができました。
▲背景に見える原料の綿(わた)
見学終了後は、再びコットンハウスで串揚げとドリンクを。
最初の緊張感も取れ、和気あいあいとした雰囲気で会話も弾み、綿の取り組みとアートも進めるイエロー・ライン・プロジェクトの方々や野菜ソムリエ真野さんからのお話も。
会社と参加者の皆さんが交流を深めていたのが印象的でした。
(追記)
現在のコットンハウスはカフェは行われていません。直売所として綿実油や綿実油を用いた商品などの販売、毎週金曜日にはコットンフライデーと銘打ち、綿実油で揚げたカツを使ったカツサンドの販売が行われています。
名称 | 岡村製油株式会社 コットンハウス |
---|---|
場所 | 柏原市堂島町4-12 |
アクセス | |
公式サイト |
|