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新たな展示と交流のきっかけに。「100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025」

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025

開催目的と内容

イイネットワイド主催「100年つむぐ葡萄とワインの記念祭」へのご来場とご協力いただいた皆さまには、あらためてお礼申し上げます。

ぶどう農家の高齢化や人手不足により、手間のかかる生食用ぶどうの栽培が困難になり、耕作放棄地が増加するという地域課題が顕在化しています。

一部の農家は、比較的手間や労力の少ないワイン用ぶどうへの転換を進め、ぶどう生産を継続しながら耕作地の維持に取り組んでいます。

そのなかで労力のかかる収穫を企業ボランティアや福祉事業所の仕事で支えた模様の写真展示、醸造されたワインのお披露目、ラベルイラストの展示などを、この記念祭として実施しています。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲今回よりタペストリーを用いて写真展示。閲覧しやすい工夫を

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲ラベルイラスト原画展

 

今年は大正通りネストの一部を借り切って、福祉事業所(夢工房くるみ・ハピバール)にもご参加いただきました。また新しく「まちのなかの美術室」のワークショップも行いました。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲夢工房くるみでは菓子とともに「ぶどうの枝染め手ぬぐい」が初お目見え

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲ハピバールでは陶器などを販売

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
まちのなかの美術室のワークショップ ワインボトルを溶かしてコースターを作ろう
▲まちのなかの美術室のワークショップ「ワインボトルを溶かしてコースターをつくろう」。ボトルプレート(皿)の販売も

 

今回、これから「100年つむぐプロジェクト」に参加を考えている福祉事業所の来場や見学が複数ありました。実際の様子や作品をご覧いただく参考になったようです。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025 100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025 100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025 100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲場内の模様

 

今回収穫されたデラウェアから醸造された「100年つむぐ大阪産デラウェア辛口2024」のお披露目も。

100年つむぐ大阪産デラウェア辛口2024
▲100年つむぐ大阪産デラウェア辛口2024もお披露目

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
さまざまなひとのかかわりで収穫とワインを。「100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025」 無事終了しました!ありがとうございました。 https://kashiwara-e.net/report/kinensai...

 

連携やコラボも別テーマに掲げていました。をかしわらマルシェ参加店(ベーカリー&バル スワーハ、キッチンうらら、Patisserie OKOME、お弁当屋さんOluOlu、min mit mine など) では、ワインにあう飲食やぶどうをテーマとした商品をご用意いただきました。

イイネットワイドに協賛いただいている事業者や団体から寄せられたリーフレットなどの設置も。

プロジェクト参加の新田ゼラチン株式会社からは商品サンプルのご提供もいただきました。皆さまにはあらためてご協力いただき、感謝申し上げます。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲株式会社九櫻繊維事業部とカタシモワイナリーとのコラボ「ワイン染めカフェエプロン」も展示販売

 

キッチンうららのOH!BENTO
▲キッチンうららのOH!BENTO

 

お弁当屋さんOluOlu
▲お弁当屋さんOluOluも小分けに惣菜を

 

ご来場いただいた方は300人(配布したサンプル数などから換算)。関心を持っていただいた冨宅柏原市長、柏原市議会議員の皆さまにもご来場いただき、ありがとうございました。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025

 

地元ガイドのKashiwara Harvest もスタッフ参加し、イイネットワイドとしても新たなスタートが切ることができました。

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲Kashiwara Harvest からもスタッフ参加

 

新しい試みと反省点など

記念祭終わり際に来場者が多数駆けつけていただきました。ラストは新しい交流、楽しい語らいもあったようです。

まちのなかの美術室 まちのなかの美術室100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025

 

新しい試みとしては、今回YouTubeの配信も行いました。トークイベントがなかったため、カタシモワイナリー高井麻記子さんにインタビューも。

いわゆる「100年つむぐプロジェクト」が、コロナ禍における企業の活動、福祉事業者の畑で仕事ができないかという、それぞれのニーズがあって組み立てられたことを知ることができました。

 

100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025
▲YouTubeの生配信でカタシモワインフード株式会社高井麻記子さんへインタビュー

 

ぶどうとは関係ないため、あまり告知していなかった「ひやしあめ&RUM」。これはまだ販売されておらず、この記念祭で初お目見えでした。皆さん関心の高かった商品でこれについてはあらためてご紹介を。

 

ひやしあめ&RUM
▲「ひやしあめ&RUM」についてはあらためて

 

事前告知や人の動線などにももう少し丁寧に行うなど反省もありました。これらの点は次の機会に活かしていきます。

また今季から鉢植えぶどうにもチャレンジしています。成長がみられるとよかったのですが、これからも学んでお披露目できるようになれば。

 

ぶどうの鉢植えにチャレンジ
▲GuestHouse Bed&Bicycleと山国ぶどう園のご協力で鉢植え生育にチャレンジ

 

もうすぐ生食用デラウェアのシーズン。かしわらイイネット(イイネットワイド)では地域特産である柏原のぶどうを、これからもさまざまな側面からPRして参ります。

 


 

【100年つむぐ葡萄とワインの記念祭2025】

日時:2025年5月11日(日) 10時〜15 時

会場:大正通りネスト(柏原市大正1丁目3−1)

主催:一般社団法人イイネットワイド

協力:
一般社団法人エル・チャレンジ福祉事業振興機構
をかしわらマルシェ実行委員会
まちのなかの美術室
有限会社橘地所
GuestHouse Bed&Bicycle
山国ぶどう園
Kashiwara Harvest

協賛:
カタシモワインフード株式会社

後援:
大阪府中部農と緑の総合事務所
柏原市
柏原市社会福祉協議会