近鉄河内国分駅、西側の大通りを南へ徒歩6分歩いた辺り。白地に縦書きで「お好み焼き 銀扇」と書かれた看板を見ることができる。
▲銀扇(ぎんせん)。駒ヶ谷へ通じる大阪府道27号線沿いにある(南側から撮影)
少し年季の入った店の扉を開けると、平日でもお昼時はたくさんの常連さんが食事を楽しまれている光景が目に入ってきます。
店内の壁にはたくさんのメニューが貼られて、どれを頼もうか見てるだけでも楽しくなかなか決めることができません。
ひと際目をひくのが、バナナ入り、カレー入りのお好み焼き。お好み焼きだけのメニューで飽きないようと、他たくさんのメニューを考えているのだとか。
▲バナナ入りのお好み焼きがあるメニュー
奥から「じゃがこん入りも美味しいよ」と言っているのはこの店の店主さん。常連さんからも親しまれている女性です。皆からママと呼ばれているため、この記事でもママと書かせてもらいます。
▲年季の入った店内
このお店は今年の3月で47年目に突入!驚きの年数です。話しやすく、お客さんひとりひとりの要望に沿おうとされる姿勢はたくさんの常連さんが虜になるのも納得がいきます。
お店の一押しメニューは、
とん平焼き、たこ平焼き、ねぎ焼き
目立つように書かれています。
本日はねぎ焼きを注文しました。
なみなみと具材の入った小鉢をテーブルまで持ってきて、テーブルの鉄板を使いママが直接焼いてくれます。
▲ネギたっぷり。まんまると形を整えてくれます
鉄板に具材を乗せると、あっという間に美しいねぎ焼きの完成。秘伝のソースと、かつお節をかけて一口サイズにカットまでしてくれました。
▲ふんわり焼き上がり、秘伝のソースとかつお節をかけて、一口サイズにカットも
焼いていただいたねぎ焼きは、とても柔らかい仕上がりです。
しゃきしゃきのねぎとお店オリジナルの具材があわさり、出汁の効いたうまみが口いっぱいに広がります。上に塗られているソースの加減も丁度いいのか、ここでしか味わえないねぎ焼きでした。
以前、ここのとん平焼きを食べたことがあるのですが、普段私が目にするとん平焼きと違った料理でした。もちろん、味も他では味わえない美味しさを体験することができました。
焼き方も、え?!そう焼くの?と驚きます。気になる方はぜひお店で体験、味わってみてください。
ねぎ焼きは軽く食べてしまったので、デザートにぜんざいを注文しました。
▲季節ものとしてぜんざいもある。塩昆布を添えて
甘すぎず、一緒にきた塩昆布をかじりながら壁のメニューに目をやり、次来たときは何を食べようか悩みつつ味わいました。夏になるとかき氷をされるそうです。
夜でも定食が食べられてお得なのよ、と教えてもらいました。定食はお味噌汁と白ごはんがつきます。
▲夜は定食もある
夜は近所のカラオケ店も営んでいる元気なママ。元気の秘訣はなんですか、と伺うと、「これよ」と指さしてくれたのは、壁のメニューに書かれている”熟成黒にんにく”でした。
お忙しいところ、取材のため時間を作って頂きご対応いただきました。ママが元気で美味しい料理を作っているうちに、長年ここで親しまれている鉄板焼きをぜひ、味わいに行ってみてください。
なお、お店周辺は車どおりが多く大変危険ですので注意して訪問してください。夜は比較的空いているそうです。
次は「たこ平焼き」を注文しよっと。
(by やっちょ)
名称 | 銀扇 |
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所在地 | 柏原市国分西2丁目6-5 |
営業時間 | 11時〜21時 |
定休日 | 月曜・火曜(夕方はシャッター閉まっている場合あり) |
アクセス | |
その他 | 決済は現金のみ/ |