Gourmet

メニュー充実、福祉と介護のつながりも。 お弁当屋さんoluoluがオープン

オルオル

ごはんにおかずを添えて、箱に詰めたお弁当。日本独特の食文化でもあり、欧米では「OBENTO」とも表記されるそうです。柏原の町なかにも新たなお弁当屋さんが増えてきましたね。1月30日には、柏原市大正に「お弁当屋さんoluolu(オルオル)」がオープンしました。

場所は柏原駅から西に進んだ大正通りネストの一角。通りからは奥にある、木賃アパートをリノベーションした「リノベ棟」に店を構えました。

 

オルオル外観
▲1月30日にオープン

 

おススメの「oluolu弁当」は、手まりおにぎり3つに、楽しみながらその日のおかずを味わうことができます。他にも日替わり弁当、定番のとんかつ・唐揚げ・ハンバーグ・丼などメニューも豊富に揃えています。

少量の弁当で500円(税込)のバンザイ弁当もあり。土日はイベント用のお弁当予約も承っています。

 

オルオル弁当
▲oluolu弁当(900円)

 

ここまで書くと「新たなお弁当屋さんオープン」のニュースですが、お弁当屋さんoluolu(以下、oluolu)の特色や経営方針は別のところにあります。

運営会社の合同会社Malama(マラマ)代表の姥(うば)さんにお聴きしました。現在店舗を運営するのは、福祉職の勤務経験者を中心とした4人。

高齢者や日常生活に困難を抱えるひとたちの力になりたいと、福祉職場から独立し、合同会社を立ち上げました。

 

オルオル メニュー
▲メニューも鮮やかに

 

事業目的は「食事による地域福祉と介護のつながり」。福祉職場で得た経験から、今後は障がいのある人とともに弁当をつくり、地域の高齢者へ届ける事業を進めています。

昨年秋に場所を探していたところ、木のあたたかさある物件にひとめぼれ。即契約、内装工事や保健所のチェックと許可を得て1月30日にはオープン。そのスピードの速さには、周りのひとたちも驚いたそうです。調理事業者の監修や協力も得て、メニュー開発やレシピづくりも入念に行いました。

 

オルオル 綿実油
▲調理に使う油は綿実油(岡村製油株式会社)

 

食事のニーズの把握などの情報を得たうえで、ケアマネージャーとも連携した事業展開の方針を掲げています。4月には就労支援B型事業所として運営する予定。その前に「お弁当屋さんとして店舗を確立したかった」と、順に段階を踏んでいるところです。

oluoluでは、ひとりの目線で考えや行動が固定しないよう、メンバーの役割分担や意思疎通を行っているのも特徴。そのバランスのよさが、行動の速さに結びついているとも言えそです。

店名のoluoluとは、ハワイの言葉で「心地よい」。社名のMalama(マラマ)とは同じくハワイから「思いやりの心」。「食事で福祉がつながる」ことを目的に、心地よさと思いやりを込めた今後の展開に注目です。

 

オルオルの皆さん
▲oluoluスタッフの皆さん。業務終了後に撮影させていただきました

 

名称 お弁当屋さんoluolu
所在地 柏原市大正1丁目3-34(大正通りネスト内)
営業時間 10時〜17時
定休日 土曜・日曜
アクセス
URL Instagram @obento_oluolu