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茅葺の大屋根が特徴。江戸時代から残る青谷の庄屋跡が登録有形文化財に

安田家住宅主屋(やすだけじゅうたくおもや)

柏原市青谷にある 「安田家住宅主屋(やすだけじゅうたくおもや)」が第 101 次登録有形文化財建造物として、11月 19日に国の文化審議会において文部科学大臣に答申されました (登録は答申後の官報告示をもって正式決定へ)。

柏原市内では、これまでに築留二番樋、玉手橋、カタシモワインフード貯蔵庫、天理教北阪分教会、寺田家住宅が登録有形文化財として登録されており、それらに続く6件目の登録有形文化財。

安田家は青谷で長く庄屋をつとめ、「安田家住宅主屋」は、延享3年(1746年)頃に建築(明治前期増築、昭和前期改修)。桁行11間、梁行5間の木造平屋建で、柏原市では貴重となった茅葺の大屋根が特徴です。

土間や居室は江戸時代中期、明治時代前期に増築されたものの、旧家の格式を伝える貴重な建物として評価されました。

※一般公開はされていません。

 

ちなみに、安田家住宅の向かいには庄上(ショウガミ)地蔵尊と呼ばれる石像があります。凝灰岩から鎌倉時代につくられたと考えられていますが、そのさらに古くから、この前は人びとの通り道になっていたことが伺えます。竜田道(たつたみち)のひとつと考えられています。

(写真は以前取材した地蔵盆の模様。青谷地区では毎年9月に行われます)

青谷 庄上地蔵尊