関西から世界へ向け、新しい和太鼓を広げようと活動する「倭太鼓飛龍」に、12月2日、柏原市に本社のある株式会社九櫻からオリジナル衣装が贈られました。
同社の三浦正彦社長が10月31日のリビエールホール公演に感動し、ドバイ万博ジャパンデーを控える倭太鼓飛龍へ「世界に通用する力強く美しい衣装を」と、縁あって贈呈が実現したものです。
今回贈られた衣装には、株式会社九櫻の伝統ある柔道衣の生地が用いられました。
上着には国際試合用柔道衣の上衣生地2色(二重刺子の青と白)を使用、下着も国際試合用柔道衣のパンツ生地2色が使われました。
柄の特徴は桜の刺繍。倭太鼓飛龍主宰の飛鳥峯英さんによるアイデアで5色使用、メンバー7人全員の衣装に色の深みが表現されています。名前の通り、九櫻ならではのデザインに。
株式会社九櫻 繊維事業部の桂さんによると、
「上下に分割された桜の刺繍を、流れるようなデザインとするのに工夫を要しました。飛鳥さんに直接来社いただき、何度もやり取りをしてイメージに合うデザインができました。縫製に関しては、柔道衣の生地(二重刺子)で衣装が重すぎないか、演奏中の動きを邪魔しないかなど、試行錯誤のうえ完成させました」
と、納品まで1カ月という限られた時間でも細かなつくりを施したそうです。
▲桜の刺繍には5色の糸が使われている
さらに、襟の硬さ、袴のプリーツ部分の加工にも工夫も。メンバーの一人からは「演奏の動きがしっかりするので、袴に縫い付けがあるのが嬉しい」との声も。
▲袴にはプリーツ(縫い付け)が施され、機能的にも着心地よく
倭太鼓飛龍主宰の飛鳥さんは
「アジアのなかで日本を象徴するのが桜だと考えています。九櫻様には何度も足を運んでいただき、衣装の縫製はもちろん、桜の繊細な刺繍まで創意工夫をしていただき、こちらが想像していた以上の衣装に仕上げていただきました。感無量です」と、心から感謝の言葉がありました。
▲株式会社九櫻 三浦社長(右)と倭太鼓飛龍 飛鳥さん(左)が固い握手
残念ながら12月のドバイ万博公演は取りやめとなりましたが、今後の大舞台で九櫻の衣装が披露されることでしょう。
なお、倭太鼓飛龍では12月19日(日)にスタジオライブ(長居)が決定しました。
倭太鼓飛龍スタジオライブ
【第一部】
「飛龍EXPO2021-ドバイもこないもあらしまへん-」
開場 13:30~
開演 14:00~15:00
入場料:3,500円
【第二部】
「裏ヒリュウ-初公開!メンバーによる大かくし芸大会-」
開場 15:15~
開演 15:45~16:45
入場料:2,500円
※両方ご参加の場合、5,000円となります。
お申込み・お問い合わせは
06-6691-0009 飛龍スタジオまで
▲皆さんで記念撮影。(右下にあるのはMakuakeで展開中の九櫻刺子ハンドバッグ)
※画像の一部を株式会社九櫻様よりご提供いただきました