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「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート

「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート

「防災と市民交流の新たな拠点に」と、柏原市役所の新庁舎が3月31日に完成しました。4月17日には完成記念式典が挙行され、プレス向けに内覧会が行われました。

これまでの庁舎は1969年(昭和44年)に完成した建築物。築50年を超えた老朽化による耐震性に難があったため、災害対策本部を構築する際のシステムが問われていました。

 

式典では「災害時の対策と市民交流も目的とした新たな拠点とする」と冨宅柏原市長が強調。大和川河川敷に近いエリアを活かし、「市民に愛されるような新たなランドマークにしたい」とあいさつがありました。

「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート
▲新庁舎開庁記念式典であいさつする冨宅市長

 

なお、柏原市は平成30年(2018年)5月に柏原市庁舎建設基本構想・基本計画をまとめています。今回、あらためて筆者も読み返したので、その意義や計画内容は下記でご覧ください。

柏原市Webサイト
● 柏原市庁舎建設基本構想・基本計画の策定
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2019091000095/

● 柏原市庁舎施設整備事業を進めています
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2017102900020/

 

計画では全体の工事はまだ完了していません。今後は

・隣接する別館の改修工事
・旧ハローワークにある産業振興課・環境対策課・教育委員会の移設(11月頃)
・旧庁舎の解体工事
・旧庁舎解体工事後に駐車場を整備

が残されており、すべての工程終了は、令和4年(2022年)3月31日までの予定となっています。

 

リポートを書く前、昭和44年の旧庁舎建設当時の状況も頭に入れておこうと、とある文献に目を通しました。

その著者が <市役所とは「市」民に「役」立つ「所」でなくてはならない> と綴っているのが印象に残りました。今回の新庁舎は市民にとってどのように利用できる場所なのか、判断はそれぞれかと思いますが、「新たなランドマーク」を見学した内容をここで提供したいと考えています。

 

「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート

 

新庁舎(新築部分)は鉄骨造の地上5階建、述床面積は8,963平方メートル。その建物周辺から見てみます。(主な写真は4月17日ですが、当日は雨だったため、外観の一部を5月3日に撮影し直しました)

 

北側から目に入る大きなポイントは「かしわらテラス」。今回注目される市民交流の拠点です。

庁舎2階北の出入り口部分に直結する芝生もあるエリア。外に設定された階段を上がるか、庁舎内エレベーターを使って2階から出入りができます。

かしわらテラス
▲二方向から上れるデザインが特徴的な階段。向かって右奥に郵便ポストが設置されている

 

天候のいい日は、大和川の水面が広がる西側の風景を望めます。石川との合流地点もすぐそばにあり、藤井寺の古墳を眺めることも可能。近鉄道明寺線も視界に入ってきます。

かしわらテラス

 

東に目を向けると高尾山。柏原の名物「727」や「柏原ぶどう」「柏原ワイン」の看板が。北には「九櫻」の文字も。

すぐそばをJRの電車が走り(いろいろありましたが・・・)、近鉄安堂駅も近くに見えるなど、鉄道施設が眺められるのも興味深いです。東の山々と西の河川、柏原の地形と交通の一端を感じられるエリアに思われました。

 

かしわらテラス かしわらテラス かしわらテラス※5月3日撮影分(上3枚)を追加しました

 

 

かしわらテラスの下には「かまどベンチ」なるものが設置されていました。通常はベンチですが、災害時は「かまど」としても利用できるものです。

「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート 「柏原の新たなランドマークに」柏原市役所の新庁舎内覧会をリポート
▲「かまどベンチ」の説明看板。災害時はベンチを「かまど」に変えられる

 

 

正面玄関は、国道25号線既設の信号から入るとすぐ。しばらくは駐車スペースが少ないため、柏原市では引き続き、公共交通機関や大和川河川敷駐車場の利用をお願いしています。自転車駐輪場は北と南に設置。

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新庁舎南側と別館は2階と3階部に連絡通路が設けられます。別館は改修工事に入るので、完了するとフローラルセンターとも直結する予定。

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▲南側別館との直結部分。1階に警備員室があり、向かって左下には自転車駐輪場のエリア

 

 

市内循環バスの停車場は北側にあり、この度、待合室が設置されました。

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▲正面玄関北側(写真奥)に市内循環バスの停留所。手前に車いす用駐車場

 

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▲市内循環バス用待合室

 

かしわらテラス側から庁舎へ入る際は、1階と2階にそれぞれ出入り口があります。その付近では、1階にフリースペース、2階に多目的スペースがガラス張りで設置されています。

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▲1階のフリースペース。取材時は来賓用の待合場所になっていました

 

 

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▲かしわらテラス直結の2階多目的ルーム。ガラス張りとなっているのも特徴で会議に利用できる

 

 

内覧会時点での説明によると、フリースペースは柏原市の名産展示などさまざまな使い方を検討中とのこと。2階の多目的スペースは会議用に利用される予定です(貸し出しはないとのこと)。

 

次回は、庁舎内部に入っていきます。(つづく

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(リポート: おおむら)