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遊園地へ行くために架けられた玉手橋。五径間吊り橋として文化財に

玉手橋

3月16日(木)のJ:COM LIVEニュースに大村が出演しました。今回で4回目。なかなか慣れない口調で申し訳ありませんが、ありがたく感じています。

なるべく地域が偏らないようにと考え、今回は玉手山の話題をお送りしました。その中であらためて学んだのは石川に架かる吊り橋、玉手橋の存在です。

もともとは玉手山遊園地への通行路として便利にするため、旧大阪鉄道(JR西日本の前身とは同名の別会社)によって1928年(昭和3年)※ に造られました。

※注 1929年(昭和4年)の記録もあるそうです。

 

玉手橋
▲道明寺方面から見た写真。右奥が玉手山公園

 

それまでは北の石川橋に迂回して渡るか、仮に架けていた手づくりの橋を進むしかなかったそうで、その西洋風でレトロなデザインは遊園地に行くためのシンボルでもあったと思われます。

玉手橋は五径間吊り橋という形状をしています。「径間(けいかん)」というのはシンプルに説明すると橋台と橋脚や、橋脚間の箇所を意味します。それが5つもあるのは非常に珍しいそうです。

現在は柏原市によって管理され、玉手地区の住民と近鉄道明寺駅(藤井寺市)をつなぐ大切な橋であり、登録有形文化財に。もうすぐ100年を迎える歴史のある建造物です。

 

玉手橋
▲柏原市側に文化財を示す説明あり

 

 

※なお、番組中で告知した玉手山遊園地の「思い出写真」募集。今後の企画でお借りしたいと考えています。まずは下記からメッセージをいただけると幸いです。

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