グルメ

国分にあった うどん店「へんこつ」 その心意気を聴く

柏原以外からも広く親しまれたお店であったことをあらためて思い知らされました。

 

最後に、移店に関する噂について。

「あれは知り合いが開店するから、つきっきりで教えに行ってたんや。・・・そこで気づいたんやけど、同じ作り方でも同じ味が出えへんねんな。地域が違うと水が違う。レシピ残しておけって言われてもなあ・・・あのときの柏原の水で作ってたから、同じもんは今じゃ作られへんねん」

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とことん追求した味へのこだわり。その探究心と様々な良質の素材が融合して、国分にしかない唯一無二の「へんこつ」の味が出ていたのです。名前のことでお客さんと言い合いになったとしても、それはすべて   「へんこつ」の「けつね」 ここにあり   という自信の裏返しだったと言えるかもしれません。まさに、その自信こそが「へんこつ」「けつね」の看板だったのでしょう。

かつての仕事の話となると厳しい目になるのをひしひしと感じつつも、垣間見られる笑顔が印象的でした。

 

閉店して、今年でちょうど10年。最近は釣りやウォーキングを楽しみながら健康維持につとめられ、現在もお元気です。お店のない寂しさはありますが、この国分の地で注がれた心意気や情熱は、今でも受け継がれるべき町の誇りと言っても過言ではないでしょう。 今回、この機会を得られたことを、本当に感謝するばかりです。

 

 

 

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omura
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かしわらイイネットの代表 兼 営業 兼 ライター。ロック音楽と石好きゆえ 転がり続けてン十年。今後はもっと地に足つけた行動をと言い聞かせる日々です。