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史跡に指定され100年。高井田横穴と松岳山古墳の企画展が開催

史跡100年 高井田横穴と松岳山古墳

柏原市にある高井田横穴と松岳山(まつおかやま)古墳が史跡に指定され、今年で100年を迎えました。高井田にある柏原市立歴史資料館も開館30年を迎えたことから、記念した企画展「史跡100年 高井田横穴と松岳山古墳」が同歴史資料館で開催されています。

高井田横穴は6世紀中頃から7世紀前半にかけて造られた横穴古墳群で、現在まで約160基が確認された、数少ない横穴古墳です。凝灰岩を工夫して掘削されているのも特徴で、線刻壁画も多数見つかっています。

 

高井田横穴 高井田横穴 高井田横穴
▲高井田横穴古墳の展示の一部

 

松岳山古墳は古墳時代前期のものと推定され、世界遺産の百舌・古市古墳群より早く造営された前方後円墳と考えられています。江戸時代に発見された船氏墓誌に松岳山の記述があることから注目され、珍しい立石などの形状が特徴。近隣の芝山から産出された玄武岩も一部に使われています。

松岳山古墳 松岳山古墳 松岳山古墳
▲松岳山古墳の展示の一部

 

これらの史跡について、今回の企画展では、大正時代からの発掘調査時の貴重な写真、文書が多数展示されています。8月28日(日)まで。

 

詳しくは、下記柏原市公式サイトをご覧ください。

● 令和4年度夏季企画展
「史跡誕生100年-高井田横穴と松岳山古墳-」
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2019082500016/?doc_id=12919