好天に恵まれた日曜日。3月14日に行われた「をかしわらマルシェ」へ午後から足を運んできました。通常開催としては11月以来。
大正通りポケットなどの会場では、来場した人がお目当てのモノを購入したり、出店者に商品を尋ねたりと、それぞれの楽しみ方をしている光景が随所で見られました。
▲各ブースに消毒対策。感染対策の呼びかけが行われ、入り口には手洗い場もあり。
何か知らない出店はないかと探していたところ、もうひとつの会場、大正通りネストではアーキペラゴの内覧会が行われていました。
Nowhere Kashiwaraや自転車店などの入る木造建築物の手前に「アーキペラゴ棟」が新築。アーキペラゴとは約6m×2.4mの大きさを1ユニットとし、これらを組み合わせた建築物。
脱着可能、まるでブロックで組み立てたような雰囲気(?)で、この付近では見かけないデザインをしています。製造工場であらかじめ設計したあとに持ち込まれたそうです。
<「健康」をテーマに体と心と環境にフォーカスした新しい取り組みを行い、新しいライフスタイルを提案する>という目的を明確にし、利用する事業者を募集しています。
その後、東条(ひがんじょう)の工業団地内にある、株式会社ヤスオカのブースへ。こちらではチタン製ミニチュアマンホールが展示販売されていました。
同社は昭和7年創業、機械設備、圧延、レーザー加工を行うものづくりの会社。特筆すべきはそのレーザー加工。同社の技術が垣間見られる、今回のチタン製ミニチュアマンホールの技術には驚きました。
着色しているのではなく、チタンの酸化被膜の厚さをコントロールし、素材の色を出したモノ。そのため見る角度によって色合いも違ってくると教えていただきました。うーん、これはスゴイ!唸りながら惹きつけられました。
自治体の名産やキャラクターが表現されるマンホールカードは、すでに注目されています。恥ずかしながらチタン製ミニチュアマンホールを見たのは初めてでした。
マンホールの柄が複雑であればあるほど職人としての技も問われるとか。精微な図を描く機械と、人の技術が組み合わさった結晶のようにも見えます。
同社の加工技術が注目され、王寺町と生駒市では「ふるさと納税」の返礼品としてミニチュアマンホールが採用されているそうです。柏原市も早く(笑)。
ブースには、朝にソフトなツイートをするTwitter「中の人」と、技術者の方がいらっしゃり、皆さん楽しそうにお話していただいたのも嬉しかったです。
この3月は「かしわら手ぬぐいWEEK」の時期でもあり、手ぬぐい関連ブースはもちろん、各ブースでも手ぬぐいがひらひら舞っている雰囲気も「いとをかし」。
染色によるやわらかさを感じる衣服なども販売されていました。(上の写真はシガセイサクショ)
▲タマルメガネテンにて。接客されていたためお話しできず
▲「カシモ」の古賀印刷では、昔ながらの印刷技法で紙製コースター体験
▲スワーハ売り切れ続出の図
空き時間が少なく、すべて回り切れずで申し訳ありませんでしたが、出店者や来場者の語らいも随所に見られ、あたたかな空気の流れていたマルシェでした。(おおむら)