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商店街で「つながり創る、子どもたちの場」(PECO)

コミュニティスペースPECO

オガタ通り商店街内で、大阪教育大学の学生が中心となって運営している「コミュニティスペースPECO(ペコ)」。

主に子どもたちにとって「つながり創るきっかけの場」・「みんなの第三のおうち」となるよう、地域の方々が安らげる場作りをめざすことを目的として、皆さん活動しています。代表(取材当時)の篠田さんにお話をおうかがいしました。

昨年夏まで近くの空き店舗を活動場所としていましたが、現在は新しく設置された「ふれあい館オガタ」の奥スペースを利用。

その奥の空間にはキッチンや和室が備わっていて、10人以上集まっていた小学生たちの、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。それぞれ本を読んだり、遊んだり、勉強したりと、各自の自由な姿勢を尊重。皆で楽しく過ごすための基本的なルールを守りさえすれば、子どもたち自身の居場所がそこにあります。

コミュニティスペースPECO

そもそも大阪教育大学の教育系サークルとして始まったPECO。「People Enjoy Community space Ogata」という名前の由来どおり、オガタ通り商店街における独自の居場所づくりを目的とし、地域におけるふれあいから始まる活動を行っています。

現在は、基本的に毎週水・土曜が開室日。子どもたちの創造性を膨らませるイベントも定期的に開催しています。(2月はバレンタインチョコづくり) そのスケジュールやイベント告知は「PECOだより」(※2018年現在はTwitterとInstagramなども)として掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。保護者同伴も可能です。

「スペースが奥になったことで、通りから見えにくくなってしまいましたが、開室の際にはふれあい館前に看板が立っていますので、これを目印に気軽に足を運んでください」と、穏やかな表情で代表の篠田さんは言います。

コミュニティスペースPECO

また、子どもとのふれあいと地域交流の考えに共感する学生にもどんどん参加してほしいと、大学の垣根を越えた仲間を常時募っています。少しでも地域に貢献したいと考えている方は、ぜひどうぞ。

今年で7周年を迎えるPECOは、商店街の各イベントにも参加し、商店街とともにさらなる活動の幅を広げています。PECO自身、子どもたちの成長を見守ることに意義を感じて活動していますが、地域の皆さんからもまた、活動への理解が継続されることを期待したいところです。

 

コミュニティスペースPECO