八尾市・柏原市のスポットを撮影、獲得したポイントを競う「さくらフォトロゲイニング in 八尾柏原」が、4月7日に開かれました。(共催:アクトレップロゲイニングプロジェクト・新田ゼラチン株式会社)
「フォトロゲイニング」とは、地図に示されたチェックポイントを撮影し、決められた時間内に得点を獲得するスポーツ。(※「フォトロゲイニング」は日本フォトロゲイニング協会の登録商標)
この日は一般の部41チーム、ファミリーの部10チーム、計149人が参加しました。スタート・ゴール会場の新田ゼラチン株式会社本社工場グラウンド(八尾市二俣)に午前9時集合。
▲新田ゼラチン株式会社尾形浩一社長も自ら参加
天候にも恵まれ、さくらも満開。絶好のロゲイニング日和となりました。アクトレップ株式会社辻祥光社長による事前説明とともに地図が渡されます。
国土地理院(2万5000分の1)発行をもとにした地図には、八尾・柏原のチェックポイント40カ所が掲載されています。説明後に地図を見てチームごとに作戦会議を開き、どのように回ってポイントを獲得するかを決めていくのです。
▲アクトレップ株式会社辻祥光社長が詳しく解説を加える
▲桜の木の下で作戦会議
例えば、最も高い点数は高安山頂で140ポイント、その北の水呑不動尊は139ポイント、比較的高さのある場所、会場から遠方の場所が高得点に設定されていました。
40カ所の総得点は2,000ポイント。制限時間5時間でどれだけ多くのポイントを稼げるかを競うルールとなっています。(時間オーバーすると分刻みで減点あり)
▲正確な地図と表を照らし合わせてチェックポイントをめぐる
合図があるまで地図を見てはいけない、図に示されたアングルどおりにメンバーをデジタルカメラで撮影、使える交通手段は鉄道とケーブルカーのみ、バス・タクシー・自転車は利用不可などルールも徹底しています。スポーツでもあることから「走り」を得意とする人たちが集まっているのも特徴。
スタート前に話を聴いたチームは、柏原市と豊中市から来た男女4人の構成。もともと走る趣味もあり、近鉄沿線で八尾市をまわりたいと話していました。
▲柏原市と豊中市からの参加チーム
午前10時に一斉スタート!
▲新田ゼラチン株式会社グラウンドから一斉にスタート、八尾・柏原をめぐる
ちなみに柏原市のポイントは石神社、パティスリーアンジュブラン、中甚兵衛の像、智識寺大仏壁画、カタシモワイナリー、鐸比古鐸比賣神社、茜坂、歴史資料館、かしわら水仙郷、体育館(オーエンスアリーナ)、家族弁当でした。そのなかで一番高いポイントは家族弁当の70ポイント。
▲各ポイントにて。実際はチームメンバーが映っている必要がある
ゴール後、あらためて先にお聞きした男女4人のチームに尋ねると、120ポイントとなる久宝寺緑地まで遠征したそうです。皆さんにはキリ番での賞品が贈られました。
一般の部で優勝したのは、East Field(イーストフィールド)。門真市から参加した夫婦二人組のチームです。お二人ともスポーツ、ランニングが得意とのこと。
▲一般の部で優勝に輝いたEast Field
事前説明によると「1500ポイントあたりが勝負の分かれ目」とありましたが、East Fieldは1499ポイントを獲得。移動に時間のかかりそうな水呑不動尊の139ポイントには行かずに、他の八尾・柏原の高得点となるチェックポイントをまわるルートをたどっていました。(※アクトレップ辻社長によるまとめ解説より)
コツをうかがうと「体力も必要ですが、読図力(地図を読む力)と、戦略シミュレーションが大切です」とのこと。前から知っていた高安以外のエリアはほとんど初めて来た場所だったそうです。
▲上位チームのルート解説も加えられた表彰式にて
フォトロゲイニングはよく参加されているそうで、「知らない場所をめぐるきっかけにもなっています」と笑顔で答えていただきました。
二人には、カタシモワイナリーのたこシャン2本、岡村製油の綿実油1本、そして新田ゼラチン株式会社のコラゲネイドなどが贈られました。