新庁舎内覧会リポートの2回目。今回は庁舎内フロアの様子をお送りします。
なお、内覧会当日は移転前だったため、照明は最低限に灯され、養生箇所が多数、設備配置も完了していない状態での撮影でした。あらかじめご了承ください。
この大型連休に引っ越し作業があり、本格的な業務が始まる5月6日からは光景(特に窓口職場)は一変していると思われます。
前回の内容は下記で。
窓口やフロア案内が大きく様変わり
トップに再掲した正面玄関から入るとすぐ、奥には総合案内が目に飛び込みます。玄関と受付が対面するので、自分が受付を担当するなら(そんなことはないですが)緊張するなぁ、とか考えてしまいましたが、わからないことがあれば尋ねましょう。
▲正面玄関から入るとすぐ奥にある総合案内
特に案内まで進まなくても、玄関左に目を向ければ、フロアの案内表示板も設置されています。
ちょうど冨宅市長がJ:COMの取材を受けていました。市長の背後に見えるのが各フロアの総合案内。該当フロアについてはマップも別途用意されています。
▲正面玄関入ってすぐ左に全フロアを案内する表示板あり。奥に見えるのが市民課
▲フロアガイド。付番・英語・点字・ピクトグラムを使用している
▲階ごとにフロアマップもあるので場所の把握はこちらで
住民票を取りに旧庁舎へ行き慣れた方は一瞬戸惑うかもしれません。以前は右手に市民課がありましたが、正面玄関から入って左(北側)となっています。
市民課など混雑する窓口では整理番号の発券機も置かれる予定(内覧当日はありませんでした)。この付近にエレベーターが設置されています。
▲市民課を逆側(北)から撮影。「マイナンバーカード」窓口から順に付番されている
▲北側にエレベーターを設置(2階)
右手(南側)には保険年金や福祉関係の担当課のフロアが広がり、案内表示も大きな文字で記されています。その横には2階に上がる階段あり。
▲正面玄関から右側(南側)の窓口。2階にすぐ上がれる階段も
▲課ごとに色分けされ、表記文字が大きい。カウンターにも付番
キッズスペースや子ども専用トイレ、授乳室も設置
2階は税務・子育て関係の担当課が配置。キッズスペースも用意されています。
▲キッズスペース(養生した状態)
ここでトイレや授乳室の紹介がありました。2階フロア北には小さな子ども専用のトイレもあり、ベビーカーのまま入れるスペースとなっています。
身体に障がいのある方用のトイレは各階にあり、授乳室も設置されています(1・2・5階)。
▲授乳室やトイレのドアにはピクトグラムが大きく描かれている
待ち時間に外の風景が見られることも
窓が大きいため、2階では椅子からの眺望もよく、待ち時間に外の風景を眺めることもできそうです。午後の眩しい時間帯にはスクリーンが降ろされるかもしれませんが、それでも全体的に明るさを感じる設計になっていました。
▲3階のテーブル(配置は変わるかもしれません)
この日は本降りの雨だったため大和川が増水する様子もはっきりわかりました。
▲国道25号線の向こうに増水する大和川と石川の合流地点が見える
3階は仮移転のため、今後も変わる
市民活動を支援する地域連携課、事業者が入札する契約検査課などは3階。このフロアは別館改修の仮移転があり、配置が今後も変化するそうなので、その都度ご確認を。
災害対策本部は4階に
4階は市の企画・危機管理・総務などのフロア。今回謳われている防災(災害時)に利用されるという大会議室を見学しました。ここに災害対策本部が設置されるようです。
▲4階には災害対策本部のできる広いスペースが設けられている(準備中の様子)
市長室も見学できました。その前に受付があるので、ここでアポイントメントや要件を説明する必要があります。
▲秘書広報課受付予定のエリア
▲市長室
市議会は5階。市民も新しい席で傍聴できる
最上階の5階が議場。柏原をどのような町にしていくのか決定される場所です。市民にも傍聴席が37席用意され、一市民としてその模様を直接見てみたいな、とも思わされた室内でした。(当面は感染対策の制限があるかもしれません)
▲傍聴席から見た議場
▲傍聴席の定員は37人
終わりに気づいた点など
全体的な設備として気がかりな点は、庁舎内に飲食施設がなく、喫茶店のあるリビエールホールが遠くなってしまったこと。解体工事の際には国道25号線沿いの歩道を進むしかなさそうです。旧庁舎にはかつて市民も職員も利用できる食堂がありましたが廃止され、そのまま引き継がれています。
前述の計画ではコンビニエンスストアの設置が予定されていたようですが、飲食以外の買い物もどうなるのか。例えば、住民票を取って即郵送したい人もいるかもしれませんので、ポストはあるものの封筒などどこかで買えないかな、とか考えます。
▲右奥が北側出入り口。5月3日に撮影した際は電話ボックスも設置
とは言え、旧庁舎と比較するとオープンな雰囲気を感じました。太陽光も用いた省エネ対策、無料WiFiも用意。
前回掲載した「かしわらテラス」の利用や今後の全体工事完了によって、市民に愛される施設となることを願うばかりです。
(リポート:おおむら)