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この夏もデラウェアを収穫。企業や福祉事業所の関わりで「100年つむぐプロジェクト」

デラウェアを収穫「100年つむぐプロジェクト」

今年も「100年つむぐプロジェクト」のぶどう収穫が行われました。

例年暑い時期とは言え、今年訪れた8月2日は、最高気温37度8分という猛暑。それでもこの日も朝から八尾市の新田ゼラチン株式会社から7人の社員が訪れ、収穫作業を行いました。

プロジェクトの詳細は下記過去記事を参照してください。高齢化や耕作放棄地の課題のある生産農家が食用からワイン用に転換。さまざまな関わりで収穫を行い、最終的にワインを醸造するプロジェクトです。

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ぶどう畑の風景を未来につなげる。多様な担い手で収穫とワインを 真夏の陽ざしが照りつけていた、柏原市安堂にあるぶどう園。前日は38度、この日(8月6日)も35度を超える気温にもかかわらず、タオ...

 

例年お伝えしているように、新田ゼラチン株式会社は大阪府のアグリパートナー制度による収穫作業で、ボランティアによる参加。これまでの経験もあって、サビ取りなどの細かな作業も順調にこなしていました。

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福祉事業所から今回初めて参加したのが、藤井寺市にある特定非営利活動法人こくりの皆さんです。就労継続支援B型による仕事として、5人が参加。

最初に大阪府中部農と緑の総合事務所職員から「あまりに青すぎるぶどうはこれから色づいてくるので収穫しないでください」など収穫や安全面の注意事項のレクチャーを受けます。

 

デラウェアを収穫「100年つむぐプロジェクト」

今回プライバシーに配慮して撮影不可とあって、話を聴くことができました。

参加者の中でぶどうの収穫経験のある人が2人。それゆえ「懐かしくて楽しかった」という声も。

職員のひとりからは「ぶどう農家のひとの大変さを知るいい機会となりました」という感想も聞かれました。

 

デラウェアを収穫「100年つむぐプロジェクト」

ちなみに、「こくり」では四天王寺大学と連携して、スパイスカレーを開発し、ランチタイムに販売やデリバリーを行っているそうです。一度味わってみたくなりました。

この日、全員で収穫したぶどうは274.4キログラム。他の日もあわせた集計はあらためて公表されます。

 

デラウェアを収穫「100年つむぐプロジェクト」

今年のプロジェクトからはどのようなワインが醸造されるでしょうか。引き続きリポートしていきます。