「machiをきれいにしたい。こどもたちにも理解してもらえたら」
そのような発想から柏原市で行われている清掃活動があります。その名は「CO-BUKURO (コブクロ) PROJECT」。関西福祉科学大学の学生が中心となって、現在は市民や子どもたちに広がりを見せています。
筆者もSNSなどでその活動の存在を知っていました。また、昨年の市民総合フェスティバルにおいて、「こどもたちにレジ袋に絵を描いてもらおう」というブースも。(自ら撮影)
▲2018年の市民総合フェスティバルにて
立ち上げは学生二人で。きっかけは2017年の10月、台風21号でした。ごみが散乱していた光景を目の当たりにしたときでした。そのときに何か自分たちの手でできないかと感じたことから、活動がスタートしました。
皆さんの活動を体感し、理解できる時期に参加しようと考え、ようやく今頃ですが、8月17日(土)の22回目となる活動に参加してきました。
この日は気温35度の猛暑日にもかかわらず、12名の学生・市民の方々が近鉄法善寺駅前で15時に集合。主に法善寺駅周辺を歩いてごみ拾い。
▲近鉄法善寺駅前に集合
ちなみに、CO-BUKUROとは、”connected by gomibukuro”を略した造語。この「ごみ袋」の作成には、市民総合フェスティバル以外にも柏原市内にある「児童発達支援デイサービス」事業者などの協力もあるそうです。
子どもたちの描いた袋を用いて「町をきれいにする」という目的が繋がる姿に心が動かされ、思わず気合いが入ります。
▲子どもたちが描いたごみ袋
現在は大学を卒業し、社会人となっている主催の方とともに、主に法善寺駅西側の路地から長瀬川付近までを歩きまわりました。約1時間半の真剣度です。
たばこの吸殻が特に目立っていましたね。
他の方々も思い思いの場所を歩き回り、清掃活動を実施。(※写真は記録係の方からお借りしました)
長時間の活動で汗を流し、再び法善寺駅へ集合、空き缶、壊れた傘などのごみが集められました。
その場できちんと分別し、スタッフの皆さんが処分場所へ持って帰ることにしています。
皆さん、暑いなかで疲労もあったかと思いますが、ごみの内容、初めて通った町の光景なども語らいながら、それぞれに達成感のある表情を見せていたのが印象的でした。
終了直前にお話をした方は、同じように清掃活動を目的とするNPO「greenbird(グリーンバード)」の活動で、CO-BUKUROさんと知り合ったそうです。
大阪市内から八尾南まで地下鉄、そこから法善寺まで徒歩で来られたそうで驚く。鉄塔の連なる高尾山のあたりをさして「あのあたりに変電所があるのかしら」「登山できるのですか」などと、柏原の町について興味津々の様子でした。
このような清掃活動で柏原のことを知っていただく、そんなことも認識させられた次第です。
CO-BUKUROの活動は毎月第3土曜に実施。次回は9月21日(土)15時より柏原市立図書館前の公園から出発するそうです。関心のある方は一度ご参加してみてはいかがでしょうか。
その他の情報は、「BLUE SHIP」という環境イベントポータルサイト、下記ページにて紹介されていますので、参考にしてみてください。
「BLUE SHIP」CO-BUKURO 紹介ページ(各SNSのリンクも掲載されています)
https://blueshipjapan.com/crew/wakuwaku-farm