11月4日の「茶吉庵蔵出し+河内手しごと市」のなかで、植物など自然の素材やアートで活動を展開するイエロー・ライン・プロジェクトが「頭巾・持ち出しリュック」を展示されていました。
これらは、八尾・恩智にある茶吉庵の蔵などで長く眠っていた印半纏(しるしばんてん)、河内木綿、布団生地などの組み合わせでつくられたもので、「愉快な工夫を重ね、皆で楽しく仕上げた」そうです。
河内木綿は、その丈夫さから帆布などに用いられたこともあり、災害時にも役立ててもらえばと、柏原市災害ボランティアコーディネーター会の協力も得て、イベント当日までに完成させたものです。
内部には大きなポケットが施され、歯磨きセット・下着などの着替え・マスクなどの生活必需品などが収納できるようになっています。
▲内部に生活必需品を収納する袋も
「本当はこれらを使うことのないようにありたいですが、災害は忘れたことにやってくる」と注意喚起もしながら、皆さんでオリジナルのものをつくっていただければ、とイエロー・ライン・プロジェクトではお話されていました。
▲新聞紙折るだけスリッパの作り方も指導