※2021年10月の記事です
かしわらイイネット主催の新たな「学ぶ」取り組み、「イイネットのサロン」。
第1回目は「かしわらクッキング」として、地元の名産であるぶどうの葉を使ったドルマ(肉巻き)、サバサンドなどを作りました。講師は柏元真理子さん。会場は大正通りポケットのBed&Bicycleハナレで行いました。
▲講師は柏元真理子さん
薬学を学び、幅広い知識のある柏元さんに組み立てていただいたメニューは、以下のとおり。
【MENU】
・ぶどうの葉の肉巻きトマト煮込み(ドルマ)
・ぶどうジャムを使ったサバサンド
・ヨーグルトサラダ
トルコの郷土料理でもあるドルマ(肉巻き)では、柏原のぶどう葉でお肉を巻いて煮込みます。
葉は事前にスタッフ(イイネット)が安堂の山常園さんで摘み、すでに茹でて下ごしらえしたものを使いました。
▲下ごしらえしたぶどうの葉を瓶詰めで用意。
その上で、柏元さんから葉の選び方(傷みのある葉は使わない)、下ごしらえにおける注意点を説明。ヨーロッパではここからロールキャベツに発展したなど、さまざまなお話がありました。(参加者用レシピには「おまけメニュー」まで記載!)
▲葉の巻き方や選別の説明を
説明の後、実際にみんなで牛ミンチを巻いてみます。「巻き方はそれほど気にしないでください」と、硬くなりそうな参加者の気持ちを和らげてくれる柏元さんです。
▲参加者の皆さんが各自実際に巻いてみる。牛ミンチはスパイスや塩適量でまぶし、片栗粉を混ぜる
肉巻きの煮込みでは、トマトソースのちょっとしたひと工夫で、味が大きく変化するのも実感してもらいました(ここは参加者の特権です)。
サバサンドは、大正ポケットのベーカリー、スワーハさんで注文したバゲットで。中にバターとぶどうジャムを塗りこみ、サバ、タマネギやレタスなどを挟みこみます。
▲具材をバゲットに挟んだサバサンドは袋で縛り、しばらく寝かす
実は柏元さんとイイネット担当山本との準備段階では、ジャムより実際のぶどうが美味しいなぁという声があがっていました。が、時期的に当日ぶどうが用意できないおそれがあったためジャムとし、告知段階では伏せていました。
そこを何とか、野菜の移動販売へちまきゅうりさんが新鮮なぶどうを確保。ありがたいことです。これを山本が調理し、シークレットな追加メニューとなりました。
▲ぶどうそのものを使ったサバサンドも
調理の合間には、BB農園と呼ばれる敷地内の畑で、ミントやササゲ、みょうがなどを参加者の皆さんが採取する体験も。Bed&Bicycle仲村さんにも手伝っていただきながら、新鮮な食材を収穫する機会にもなりました。
▲BB農園にある植物の香りを確認したり、ササゲを採取
▲特にみょうがについて参加者からの質問が続出
きゅうりを使ったヨーグルトサラダとともに、1時間半ほどですべての調理を終了。
イイネットから「豆乳と柏原ぶどうジャム(ファイト!!マルシェ&カフェの商品)を使ったデザート」も用意し、計4品。<使用した豆乳も、へちまきゅうりさんオススメのまめいち(八尾にある国産大豆でつくる手づくりのお豆腐屋)さんから調達していただきました>
▲ぶどうそのままを使ったサバサンド。「フレッシュ」と呼ばれたサンドは新鮮な甘さが加わり美味
アンケート結果を見ると、参加者の皆さんはBed&Bicycleに初めて来た方ばかり。昭和初期建築の民家の雰囲気を活かし、リノベーションした内装や、Bed&Bicycleの事業(簡易宿泊や野外体験など)にも関心を持つ方も多く、話に花が咲きました。
▲「ふすまもいい感じやわぁ」と、料理だけでなく建物の内装にも皆さん興味津々
最後は西側の大正通りネストにある枝豆を収穫。これは「ネスト園芸部」として最近活動する、大正通りネストによるエディブルガーデン(持ち帰りできる野菜づくりなど)です。枝豆採集も行って解散しました。
▲大正通りネストで枝豆を収穫
講師の柏元さん、Bed&Bicycleの仲村さん、協力いただいた店舗さん、そして参加者の皆さま、ありがとうございました。
これからもイイネットのサロンは、料理教室に限らず、柏原を学ぶ、柏原で学ぶことを、さまざまな場所で企画していきます。またどうぞお越しください。