今年も100年つむぐワインプロジェクトの収穫作業が実施されました。
高齢や人手不足のぶどう農家や耕作放棄地のぶどう畑を醸造用デラウェア生産に転換し、企業ボランティアや農福連携で収穫作業を行うプロジェクトです。
7月末から8月初旬にかけて実施された収穫作業、かしわらイイネットでは7月31日と8月4日の模様を取材しました。
今季からカタシモワインフード株式会社と、新規ワイナリーの「おおさかぶどう・ワインの郷」も合同で収穫指導を実施することになりました。(午前と午後を分担しての指導)大阪府や一般社団法人エル・チャレンジ福祉事業振興機構もサポート。
7月31日には大東市の福祉事業所、大阪アグリバイオの収穫現場へ。場所は円明町にあるぶどう畑です。ここは企業からは八尾市の新田ゼラチン株式会社なども今年も収穫作業を行っています。
例年以上の猛暑のなか色づいたぶどうを選びながら収穫。サビ取り(傷んだ粒を抜くこと)もそつなくこなしていました。大阪アグリバイオは昨年も参加していて、順調な作業でした。
8月4日午前は田辺にある奥田さん管理のぶどう畑へ。この時間帯は福祉事業所から柏原市の夢工房くるみ、羽曳野市の埴生の里が作業、企業からは大阪市の東亜無線グループが初参加。
東亜無線グループは、7月3日に大阪府のアグリパートナー制度の新たな企業ボランティアとして調印式をとり行っています。
▲アグリパートナー連携協定調印式
この日も燦々と太陽が照りつける作業、福祉事業所では参加者の体調を考慮しつつ、日程や時間を調整して作業を実施しています。それでも一人で長く作業する人もいて、体力と集中力に驚かされました。
プロジェクト全体の収穫量は現在集計中で、あらためて実際される振り返り会などでリポートします。
2012年に「かしわらイイネット」を設立。地域の情報発信をはじめSNS講座講師、各種講座の主催も担う。趣味は音楽、天然石探しなど、いずれもロック。